地獄の住人の発生原因~「火」メンヘラの原体験~

 

さて、「」側に多いと思われがちなメンヘラ。

今回は「」側がそうなってしまう場合のお話です。

【地獄の住人の発生原因~「」メンヘラの原体験~】

というテーマでお送りします。

 

僕みたいな人間は底辺にいるのがお似合い

あれは確か、高校1年生の頃。

人生で初めて、「彼女」と呼べるような人ができたんです。

友人の伝手で知り合った、他校の1コ上の先輩でした。

しかし、その話をクラスメイトにした時、

「林原と付き合うなんて、その女は頭がおかしい」

と言われました。

・・・・まぁ客観的に考えたら、めっちゃ失礼にも程がありますよね。

僕自身もその時、その言葉自体については憤慨したはずなのです。

ただ・・・・おそらく僕は、
その意見を無意識に受け入れる方向に進んだんだと思うのです。

彼女のこと以外でも似たようなことは沢山ありました。

「どんな格好いい歌も林原が歌うとダサくなるからお前は歌うな」とか。

「変なヤツらとつるんでいる方がお似合いだ」とか。

ビジネスで成功しても

「たまたま運が良かっただけ」

かもしくは

「商品買ったやつが騙されているだけ」

とか。

 

僕の周りにいた人たちは、僕が上手くいくとそれは「おかしいこと」であり、

僕みたいな人間は底辺にいるのがお似合いだと思っていたようです。

僕が社会的に評価されるようなことをするのはおかしいし、

逆に、周りから批判されるようなクレイジーな行動を取った時の方が、

その行動自体は批判されながらも、なんていうか「僕を批判することを楽しんでいる」

というように見受けられました。

 

 

「大変な状況」=「正しい世界」

 

・・・・そうした感じで、まぁちょっと大袈裟な表現が入っているとはいえ、

でもそんな感じの日々だったように思います。

ただ、ここで改めてハッキリさせたいのは、

決して僕は「被害者」ということではなかったという話なんです。

僕はきっと、望んでその現実を受け容れてたんだと思います。

今にして思えば、ですが。

「僕が成功する、幸せになるのはおかしなことで、

僕みたいな人間は苦労したり失敗したりするのが当たり前である」

というパラダイムを、周りの人が言うままに、僕自身もそうだと思っていたんです。

39歳になった今でも、僕はよく、

「望んで試練や不幸を呼び寄せてる」みたいに言われることがありますが・・・・

そうなんですよね、僕は、苦労していないと
それは「間違ったこと」だと認識してしまうので、
口では「もっと楽したい」「幸せに生きていたい」と言いながらも、

 

心の底では「大変な状況に陥りたい」と思っているんです、多分。

なぜならば、その方が「正しい世界」だから。

 

 

孤独という恐怖

 

ちょっと話は変わりますが・・・・

僕は、コミュ障「」人間のくせに頑張ってコミュ力を高めて人の中で暮らし、

今ではコミュニティの主宰をやっていてます。

シェアハウスの運営にも手を出しました。

なぜ僕がそんなことをしているかっていうと、僕の根底には、

「孤独死したくない」という欲求があるからです。

20代前半の頃に「このままでは孤独死する」という危機感を強烈に感じて、
それからコミュ力を意識して修業するようになり、今に至ります。

孤独になることを、そのまま死んでいくことを、他の何よりも恐れていたんです。

ㅤㅤ

この動機が、きっともっと若い頃から、続いていたんだと思うのです。

ㅤㅤ

僕は、幸せになりたかったし成功したかった。

でも、だからこそ、

「林原が幸せになる・成功するなんておかしい」

というパラダイムを受け容れなければ、孤独になってしまう恐怖があったんです。

僕がいくら自分で「僕は幸せだ」って思ったとしても、

周りの人たちは「林原が幸せになるなんておかしい」

って思っていたら、そのパラダイムの違いによって、僕はそのコミュニティにはいられなくなります

そうなれば、結局待っているのは孤独です。

彼女ができた時も・・・・

その彼女は他校の生徒でしたしね、
クラスメイトのパラダイムの方が僕にとっては重要だったんです。

「(他校でも)彼女さえいれば大丈夫」とは思えませんでした。

それに、やはり身近な人たちにそう言われると、

「彼女はまだ僕のことをあまり知らないから好きになってくれただけで
クラスメイトのように僕をもっと知れば離れていくんじゃなかろうか」

って思ってしまったので・・・・

「初めてできた彼女」に対して、そんなことないと
妄信できるような心の強さは持っていませんでした。

 

結果、「僕は彼女がいる方がおかしい」というパラダイムの方が、

孤独にならなくて済むと無意識に受け容れてしまったんです。

そして、その彼女とも3ヶ月も続くことなく終わりを迎え、

「ほらやっぱりね」という結果に落ち着きました。

 

 

不幸でいれば孤独にはならない?!

 

この頃から、ずっと僕のパラダイムは、根本的には変わっていないんだと思います。

まったく困ったことに、沢山問題が起きるんですよ。

お金にもなんだかんだ万年困っている感じですし、

人間関係のトラブルも絶えないですし、

家族はできましたがそれも「いつ終わるか分からない」という考えがずっと消えませんし。

石川啄木じゃないですけど、
「働けどはたらけどなお、わがくらし楽にならざり」みたいな感じで、

もうすぐ個人事業主になって10年経ち、売上げは順調に上がってきてるんですけど、

忙しくなるわりには全然可処分所得が増えている感じがしないんですよね。

しまいには、僕のビジネスを手伝ってくれてる人からは呆れた顔で、

ㅤ ㅤ
「琢磨さんまったく幸せにならないじゃないですか!」

と叱られる始末。

主観的に現実を見れば、「なかなか現実が上手くいかないなぁ」と思うんですが、

でも別に「運が悪い」とか「社会が悪い」とかそういうことを言う気はサラサラなくて・・・・

全然楽にならない、苦労だらけのこの現実は、
自分で引き寄せていると自覚はしているんですが、

しかしなぜそんなことになっているのか、今まではまったく分からなかったんです。

それが、今日、ちょっと分かった気がします。

僕は、孤独になりたくなかったんだなぁ。

「(僕なんかは)苦労するのが当たり前だ」

というパラダイムを持っていれば、そのおかげで、
(僕が思う)この世界の大多数とズレずにいられる。

僕が苦労をしなくなったら、人は「そんなのおかしい」と言って

僕から離れていってしまうかもしれない。

そうなってしまったら、孤独が待ち受けている。

「簡単に幸せになっていない」

「大変な思いをしている」

「苦労をしている」

ということを免罪符にして、

「ちょっとくらい幸せになっても大丈夫」

「だからちょっとくらい成功しても大丈夫」

と言えるような状況を作っていたのかもしれません。

だから、年収1000万円超えても、それをただ喜んでいたら
どっかで怒られてしまうかもしれないから、

「ちゃんと対策してなかったせいでめちゃくちゃ税金取られて大変だよ~」

っていう逃げ道を作っていました。

結婚して子どもができて幸せになっても、
しかしどんどん経済状況や住環境を悪化させることによって、

「幸せですけど僕も苦労していますから皆さんの敵ではありません!」

って言える余地を残していたのかもしれません。

頭で考えれば、シェアハウスで共同養育が一番良いのは間違いないし、

それSNS上では声高に発信しているのに、
今核家族になって苦労してるのは、そういうこと。

「今コミュニティがあって味方がいるんだからいいじゃないか」

「今まりこや子どもたちがいて幸せなんだからいいじゃないか」

と言われるかもしれませんが・・・・

そしたら、コミュニティがなくなったらどうするのかと。

まりこたちがいなくなったらどうするのかと。

そういうことを考えると、

成功したり幸せになったりするのは孤独死のリスクが拭えない。

ちょっと成功しつつも苦しんで、幸せになりつつも
不満タラタラの方が孤独は遠のく

 って、そう思ってるんでしょうよ。

このパラダイムが、トラブルを引き起こす原因だなぁ。

「世界は優しい」なんて考え方が嫌いなのは、

「優しい世界に自分の居場所はない」から。

「苦しい世界にこそ居住が赦される」から。

「成功して孤独になる」か、「苦しみながら幸福になる」か

「地獄Aと地獄Bだったらどっちの地獄がいい?」と聞かれているような。

実際、上手くいった時はちょっと孤独になったしね。ㅤ

前向きに不幸ぶっていた時は、周りの人たちは優しかったしね。ㅤ

周りの人が・・・・っていうのもそうだけど、上手くいけばいくほど、
他人に共感できなくなっていくしね。

(最近どんどん、恋愛で苦労している人の気持ちがまったく分からなくなってきた。
そこに申し訳なさを感じてしまう。)

不幸の免罪符

小学校の時、一番仲良かった友達が、複雑な家庭の子だったんだ。

親が離婚して、母親が別の人と再婚して、父親違いの弟がいて。

経済的にも裕福ではなさそうに見えて。

うちは(当時少なくとも表面上は)両親が揃っていたし、お金に困ったことはなかったし。

で、その彼とは、僕は仲良かったつもりだけど、
ちょこちょこ時々、価値観の違いを感じていて。

中学に上がったら、僕は受験して私立へ行くことになり、
その友達は地元の公立中学に進んだ。

そこで彼は超ヤンキーな人たちとつるむようになり、疎遠になった。

僕は付き合いを続けていきたかったんだけど、親にも止められたし、

その友達本人にも距離を取られた。

「お前はこっちの人間じゃないよ」的なことを言われたのを覚えてる。

裕福なおぼっちゃまの僕と過ごすより、
同じような傷を持つ不良たちとつるんでる方が安心できたんだろうな、彼も。

当時僕は、その彼の気持ちが1ミリも共感できなくて、自分の家が「普通」であることを恨んだ。

「うちもあいつんちみたいに離婚しないかな」って思ってた。

そしたら、分かってあげられるのになって。

・・・・その数年後、その彼とは連絡先も分からなくなってしまった頃に、
無事(?)うちの両親も離婚しました。

彼との仲を修復するには遅かったけど、でも、「うちも両親は離婚している」は、

「だから私もちゃんと苦労してますよ、あなたの敵じゃないですよ」

っていうのを示す、良い免罪符になったと思う。

そんな感じで、、「自分が幸せであることで孤独になった」原体験があるから、

苦労しなければって思ってしまうんだろうなぁ。

ただでさえ、「」人間の僕には、共感力は無い。ㅤ

でも、共感できなければ、一緒にいるのが難しいことも多い。ㅤ

つまり、共感できないと孤独になる。ㅤ

共感するためにはどうしたらいいか?

同じ体験をすることだ。

この世界には、少なくとも日本には、苦しんでいる人や大変な想いをしている人が多い。ㅤ

だったら、自分も苦しんだり大変な想いをしなければならないし、
そうしている限りは孤独にならない。ㅤ

そういうパラダイムで、今日を生きて来たんだと思います。

苦労することなんかまったく望んでいないし、

ぶっちゃけ一般人を見ていて「バカじゃねーのかこいつら」って脳の表層では思うんですけど、

「でもそういうやつらに合わせないと孤独死しちゃうんだろうなぁ」って思って、

その恐れから無意識に大変な想いをすることを望んでいるようです。

頭で望んでなくても心が望む

なんか、書いてて気持ち悪くなってきた。

あ、内からにじみ出てくる気持ち悪さじゃなくて、
こういうことを書いている自分が気持ち悪いなぁと感じてきたってことね笑

メンヘラっぽいじゃん!!笑

よくいるメンヘラがこういう気付きを、長々と自分語りするよね!!笑

今の僕、それじゃん!!笑

なので、もうやめようと思います。

でも、こういう自分を省みて思うのは・・・・

地獄好きの「」人間とか、自己肯定感の低い「」人間とかって、

こういう僕みたいなパラダイムが心の底にあるんじゃないかな。

 

地獄が好きなのは、

「天国には弾かれるけど、せめて地獄でいいから居場所を作りたい」

という欲求の表れ。

自己肯定感が低いのも、

高めちゃったら周りにいる同じように低い連中と分かり合えなくなって、

自分が外れてしまうから。

頭では全然望んでいなくても、心の奥底で、ちゃんと望んでその状況を選択している。

苦しみと引き換えに成功し、不幸と引き換えに安らぎを得ている。

そんな感じなんだろうなぁと思います。

これが分かったから、だからなんだという話ではないんですが。

着地点が分からぬまま書き始めて、着地しないまま終わりです。

でも多分、答えを出さない方がマジョリティでしょ。

だから、答えを出したくないのかもしれない。

これを克服してしまったら、何もかもが変わってしまいそうで怖いから、

今はまだ変えたくないのかもしれない。



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