説明するのは手間だし、野暮ですよ
この前、とても頼りにしている壁打ち相手と話していて。
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どういう話の流れだったか正確には忘れちゃったけど、僕が彼女に、
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「科学者が新しい発見をした時、『エウレカー!』って叫ぶじゃない?
あーいうの好きなんだよね」
あーいうの好きなんだよね」
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って喋った時・・・・
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「あぁ~~」って言われたのが、地味に嬉しかったんですよね。
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「へー、そういうのあるんですか」とか、
「えっ、知らない、どういう意味ですか?」とか、
そういう反応されなかったことが、後々思い返してみるとすごく心地よかった。
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別に、これは一般常識じゃないし、むしろ知らない人が多いと思う。
なので、知らないのが悪いわけじゃない。
けれども、もしそこで「なんですかそれ?」って返ってきてたら、
その説明のために、ちょっと横道に逸れてしまうことになるわけじゃないですか。
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いい気分で、いい流れで話していたのが、
少し止まっちゃうわけじゃないですか。ㅤ
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わざわざ、その内容を詳しく説明しなきゃいけない。
そんなことをするのは、「手間」以外の何ものでもないんです。
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僕としては、
「エウレカー!(英語圏だとユリイカとも言う)」
と叫ぶあの感覚がピンときていて、だからその喩えを出しているわけです。
別の言葉に置き換えて説明しなきゃいけないとなったら、
それは僕の伝えたいことから遠ざかっちゃうわけです。
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お笑いがなぜ面白いかを理屈で説明するのは
野暮だと言いますが、それと同じですね。
野暮だと言いますが、それと同じですね。
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なので、もう彼女には何度も壁打ち相手としてお世話になっています。
それでも、何度もお願いしたくなる理由のひとつには、
こういうところがあるんだなって思ったのです。
阿吽の呼吸、ツーカー、以心伝心
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多分、「壁打ち相手」とか「秘書」とか「参謀」とかっていうのを探している人って、
暗にこういうところを重要な要素として感じているんじゃないかって思うんです。
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すなわち、「自分の世界観がどれだけ伝わるか」っていうあたりね。
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もちろん、実務のスキルの高さも大切な判断基準のひとつだとは思います。
彼女も、そこはちゃんと信頼に足るスキルを持ってくれています(というかハイスペ才女)。
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でも、決定打はスキルの高さじゃないな、
こういうハイコンテクスト(言語以外で伝わるものが多い状態)なところの方が
よっぽど重要なんだなと、改めて思い出して実感しました。
これは、右腕はるぴーにも、もちろん妻のまりこに対しても感じているところです。
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別に、世界観が完全一致する必要性は無いんですけど・・・・
しかし、「言わなきゃ分からない」って、すごくコストが掛かるわけですよ。
それが多ければ多いほど、付き合いが面倒くさいんです。
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ビジネスで組むとか、ましてや結婚とか、
自分と距離が近い位置にいてくれる人ほど、
こういうところでいかにコスト低く伝え合うことができるかどうかって、
すごく大切なんじゃないかな。
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いわゆる、「阿吽の呼吸」っていうやつね。
なので、誰かをサポートしたい相手がいる方は、
実務的なスキルを身につけること以上に、
その人の世界観を理解することの方をより優先していただけたらと思います。
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その人が好きな音楽を、自分でも聴いてみる。
その人が好きな本を、自分でも読んでみる。
その人が好きな場所で、自分も感じてみる。
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それを、自分も好きになれるに越したことはないけど、別に好きになる必要はないです。
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ただただ、その人の好きなものを、理解する。
「この人はこれが好きなんだな」って。
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そして、
「なんで好きなんだろう?」
「どんなところが好きなんだろう?」
って考えたり、時にそれを本人に聞いてみたりして、
理解を深めるキッカケにする。
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技術の高低よりももっと、
理解してくれているという感覚こそが、
チームワークの重要なカギになるんだろうなと感じます。
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価値観ではなく、世界観を共有する
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逆に、「この人!」っていう方が今はいない人は、
探す時にそういうところをキッカケにするのがいいかもしれません。
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なんていうか、
「好き」で共感するというだけではなくて、
「同じものを見て同じように感じられるか」というところを重視する。
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「世界の捉え方」が自分とどれくらい似ているかで、
尽くす相手を判断するのって、すごく大切なんじゃないか。
少なくとも僕は・・・・
素敵な人がわんさかいるこの世界で、
相手を選ぶ基準は、
「世界観をどれだけ説明なしに共有出来ているか」
です。
同じものを、別の角度から、同じ温度で語り合えること。
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仕事でもプライベートでも、「パートナー」を選ぶなら、そういうのを重視するな。
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そういうところ、ぜひ意識してみてください^^
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サポートする側も、される側も、お互いにね。
ハマっている部分を見るか、ズレている部分を見るか
ちなみに、
「世界観の共有」は、特に「地」側が意識した方がなお良いです。
なぜなら「風」側は色々テキトーだから。
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言葉の表面上で共感してくれるだけで、
この人と自分は同じものを見てる!
同志だ!
って思い込んでしまうのが「風」です
だからそれで当たり前のように雑な指示出してくるんですよ。
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僕は「風」もあるけど、
それ以上に「火」の部分を重視してるんです。
なので、
合っている部分の多さよりズレの少なさを見てますが、
「火」や「地」側の人は基本的にこっちの方が大切です。
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相手との世界観で共感できること以上に、
共感できない部分がないということ
もっと言えば
理解できないことが少ないこと
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それがパートナー作りのポイントのひとつです。
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