「火×地」の内向性の強い方々は、チャンスが来た時に、そのチャンスに対して反応することが遅れてしまうことが結構多いです。
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「火」は納得できる根拠がないと行動できない
「水」が強いと、感覚や感性が鋭く、インスピレーションが働くので、
「見た瞬間ビビッときた！！」
みたいな感じのノリで飛び込んでいけるのですが････
どうしても「思考」重視になってしまう「火」は、考えて納得できる根拠がないと、チャンスに対してもすぐは飛びつけない傾向にあります。
で、「頭で考えているやつは動きが遅い」「決断が遅い人はチャンスを掴めない」「だから人生変わっていかないんだ」みたいに揶揄されることが多いわけです。
まぁ、それ自体は確かにそういう側面はあると思いますけれども、僕はこれ、ちょっと正確じゃないなと思っています。
人生を変えられないのは、とことん考え抜いてないから
僕は、「火×地」の内向性が強い人たちが人生を変えていきにくい要因として、「頭で考えて納得を探しているから」ではなく、「とことん考えぬけていないから」だと考えています。
何度も書きますが、特に「火×地」は、瞬発力が弱いです。
「水」人間みたいに、直感でフットワーク軽く行動するのは苦手な傾向にあります。
「考えて答えを出すのに時間が掛かる」という性質があるのは否めないのです。
でも問題は、「時間が掛かる」ということそのものではなく････
「時間が掛かると分かっているのに、出来事が起きてから考え始める」ということにあるんじゃないでしょうか。
例えば、恋愛。
「素敵な人いないかな～」って探している時。
出会ってから、その人が自分にとってどうなのか考え始めるから、良くないんじゃないかなと。
だから、なかなか決め手が見つからず関係性を深められなかったり、良い人に出会えなかったりするんじゃないでしょうか。
そうじゃなくて、「こういう人に出会ったらアタックする！」と思えるターゲット像を明確にしておけばいいのではないかと、思うわけですよ。
「こういう人と付き合いたい」という理想像をしっかり時間をかけて描き出しておき、後は、出会ったその相手がそれに当てはまるか否かで、シンプルに捉えればいいのです。
ビジネスで言うところの、「ペルソナ」みたいなものですね。
ここらへんの想定が甘いから、
「出会ってから考える」
「出来事が起きてから考える」
ということになってしまい、そうなると、
「考えることに時間が掛かる」
という性質のせいで、結局チャンスを逃してしまうのです。
そう。
チャンスに恵まれないとすればそれは、「考えてしまう性質」のせいではなく、「日頃から考えが足りてないこと」のせいです。
直感力やインスピレーションがそんなに強いわけじゃないくせに、そっちばかり優位になるような状況に身を置いてしまっては････
そりゃアカンわね、と。
すぐに行動するのが苦手な人の戦い方は「準備をすること」
臨機応変な対応ができることは、素晴らしい。
フットワークが軽いことや、決断力があることは、大切なことです。
けれども、それだけが重要なわけではありません。
臨機応変さに苦手意識があるなら、腰が重いなら、優柔不断なら、それはそれで、そういう人ならではの戦い方、生き方の戦略があります。
それが、「用意周到に準備をすること」です。
日常の何気ない会話やコミュニケーションにおいても、プロット（台本）を作ってみたっていいと思います。
「相手がこう言ってきたらこう返す」みたいな、ケースごとの対応の仕方を、とことん考えまくってみてください。
僕も、コミュニケーションに苦手意識が強かった時代には、それをやりまくっていました。
まるで、恋愛シミュレーションゲームの、選択によるルート分岐をひとつひとつ検証しながらベストエンディングを目指すように････
「こういうことを言われたらこう返そう」
という台本をいっぱい考えまくりました。
今でも、話し慣れていない人と話す時には、そんなに細かくじゃないですけど、事前にシミュレーションをします。
（ちなみにそういう会話のシミュレーションはまりこ（妻）の方がよっぽど高精度です）
それをしておくことで、チャンスが来た時にそれを判断するスピードを上げているのです。
仕組みを作ることでビジネスも驚異的に効率化できる
ちなみに、僕の元々の仕事である「お店の立地コンサル」も、そういう切り口でのマーケティングを重要視してます。
元来だったら、人があれこれ吟味して考えて時間かけて答えを出すところ、分析システムを構築しておくことで、出店可否判断を効率化するのです。
ほら、出店の時って、何十何百っていう物件情報を見なきゃいけないわけなんですけど、それをひとつひとつ目を通していたら、情報過多で死んでしまうわけです。
なので、「情報をデータ入力するだけである程度判別してくれるシステム」があることで････
自分で直接見てたら１日かかっても終わらない作業でも、１〜２時間で終わらせられるようになります。
ですので････
こういう準備、仕組みを構築しておくことが、決断のスピードを速めるのは、もう紛れもない事実だと思います。
内向性が高い「火×地」さんは直感を磨かなくても大丈夫
「火×地」側の人は、もはや自分にとって直感力やインスピレーションが苦手分野であることは、自分自身がよく分かっているはずです。
もちろん、その苦手を克服する方向に舵を切っても間違いではありませんが････
しかし、内向性の高い人には、そういう人なりの別の戦い方があり、それが「準備」の徹底だということを、心に留めておいていただけたらなぁと思います。
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