レベルが低い「風」は年齢や肩書、(昔の)実績などで序列をつけ、レベルが高い「風」は人格や才能、現在の実力で序列をつける。
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どんな人格者でも「風」の人は優劣をはっきりさせたい
よく、
「相手が年下でも優秀なら謙虚な姿勢で学ぶ」
という素敵なリーダーの話がありますが････
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これは、「年下でも敬う」→「年齢に関係ない」→「風」じゃない、っていう意味ではありません。
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「風」の強い人はやっぱり、どんな人格者であっても、他人との優劣や序列をすごく気にします。
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ただ、「何を基準に序列を決めるか」というところが、その人の「風」エネルギーのレベルによって変わってくるのです。
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すなわち、レベルが低い人ほど、年齢や肩書、過去の実績という「表面的な事柄」に目がいきがちになります。
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よくマウンティングだの老害だのと揶揄される人たちが、そうなってしまうのは、「序列を重んじる」からではなく、このように序列を意識するための基準が薄っぺらいからです。
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一方で、レベルが高い「風」も、他者に対して序列を設けます。
「どちらが上か」はハッキリさせておくことを重視します。
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ただその基準が、人格的に尊敬できる部分であったり、将来性を感じさせる才能であったり、今現在どれだけ活躍しているかという実力であったり、より「本質的な事柄」に近いのです。
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ですから、レベルの高い「風」さんは、「人として尊敬できない相手」に対しては物凄い塩対応になります（笑）
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相手が偉かろうが、権力があろうが、関係ないのです。
「火×風」は表面的なことに、「水×風」は本質的なことに目がいく理由
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ちなみに････
ちなみに、ですよ？
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同じ「風」側の人でも、「火」が強い方がより表面的なことに目がいき、「水」が強い方がより本質的なことに目がいく傾向にあります。
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本来なら「火」は本質を掘り下げる性質があり、「水」は刹那的快楽を求める性質があるので、逆になりそうなんですが････
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どうやらですね、「風」エネルギーと結びつくと、そこに変化が表れるようなんですよ。
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「火×風」は、元々持っている「火」の性質上、自分自身の実績や実力、そして主義主張を大切にします。
それゆえ、他人を敵対視しやすい傾向にあるのです。
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意識のベクトルが自分の内側に向きやすいこともあり、他人をなかなか受け入れられないんですよね。
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でも、年齢とか肩書とか実績みたいな表面的な要素って、ちゃんと「見えるもの」じゃないですか。
可視って意味じゃなくて、概念として捉えやすいわけで。
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なので、「役職が上の人に言われるなら仕方ない」って、ある程度は納得できてしまうし、逆に、「自分の方が役職が上であれば好きに言える権利がある」というふうにも繋げやすいんです。
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人格とか才能とかって、とても抽象的で目に見えないので、それらを基準にすることに抵抗があるんですよ、「火」ゆえに。
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逆に「水×風」は、元からベクトルが外に向いており、自分の興味があることや目指したい未来を基準に人生を考えているので････
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相手が年下だろうとなんだろうと、自分の好奇心を満たしてくれる情報を持っている人からは、それを引き出すことが第一義になります。
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「水×風」さんは元来感覚的な人間なので、人格やら才能やらという抽象的なものも、感覚で捉えやすいんだろうと思います。
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元々何かに固執することの少ない「水」エネルギーだからこそ、「風」の序列思考が入ってきたとしても、「よりオモロイ方の勝ち！！」みたいに柔軟に捉えられるんですよね。ㅤ
表面的だからこそエキスパートになれる「火×風」
こうやって見ていくと････
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「火×風」＝表面的な基準＝レベルが低い
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「水×風」＝本質的な基準＝レベルが高い
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というように、まるで「火」よりも「水」の方が優れているという論調に聞こえるかもしれませんが････
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これも、見方の問題です。
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個人的な成功を重視するなら、「火×風」の方がよっぽど重要ですよ。
「専門性を突き詰める」みたいなことは、「自分がその分野の第一人者である」という自負が無ければなかなか成し得ませんから。
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自分よりも詳しい人間が現れた時点で、専門家って価値を失っていくんですよね。
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なので、自分自身の能力に固執できる方が、専門分野の能力は磨きやすいことは確かです。
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ただ、それだといわゆる「公的成功」にはちょっと遠くなるよね、っていうのがあります。
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「火」側と違って「水×風」はそもそもエネルギーが全体的に「外向き」なので、価値基準が、自分自身を高めることよりも、外の世界に影響を与えていくことに重きが置かれています。
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これは、ネガティブに言えば「だからひとつの分野のエキスパートになれない」とも捉えられます。
分野を突き詰めることよりも、他に優先してしまうことが多いからです。
これからの時代にフィットしている「水×風」
それでも、科学の進歩がだいぶ飽和状態になりつつあり、ツールを発明するよりもどう活用するかの方が重要になりやすい今の時代においては、「火×風」よりも「水×風」の方が人々に求められやすい性質であることは、間違いないでしょう。
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そういう、時代に合っているかどうかっていう目線で見たら、どうしても「火」より「水」の方が優秀ってなってしまうのは、ちょっと仕方ないことだなぁと思います。
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でもほんと、こういうのは時代によりけりですから。
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それこそ100年前の日本なら、年齢や肩書による序列が社会的正義だったわけで････
軍隊で上官に逆らったらそれだけで重い罰を課せられたんですから。
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それでもそういう時代には、そういう時代なりの秩序がしっかりあったので、今の時代の方が良いかどうかは分かりません。
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ただ、少なくとも今の時代においては。
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表面的な序列の付け方をするのではなく、本質的な序列の付け方をする人の方が、時代に求められ、人々に愛されやすくなっていくでしょうね。
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特に「火×風」の人、気を付けましょ。
その生き方自体は悪くはないけど、社会的な分は悪い。
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