僕はそもそも、「全ての人が輝ける」だなんて、思っていません。
空に輝く星々だって、あれ、輝いているのは「恒星」だけ。
あと強いて言えば、「恒星に照らされている惑星」が、
「輝いているように見える」くらい。
「惑星」は、輝くことはできない。
光を放つことができるかどうかは、
その人の生まれ持った素質によるんだから、
輝けない人だって大勢いるだろうよ。
ただ、そもそも、「輝くこと」が大切だとも思っていません。
輝くためには、熱量が要る。
その熱量がゆえに、逆に「できない」こともある。
太陽に、人が住むことはできないでしょう。
「輝いていない」地球だからこそ、生命が育まれたように。
他の惑星だって同じだよ。
輝いていなくても、
生き物がいなくても、
それぞれの惑星には、
それぞれにしか無い素質がある。
輝こうとしなければ、
育もうとしなければ、
ただそのまんまを捉えれば、そこには様々な可能性が眠っている。
輝きたかったら輝けば良い。
育みたかったら育めば良い。
宇宙空間の星々とは違って、僕らは「場所」を選ぶことができる。
時に、近くの星やブラックホールの重力に引っ張られてしまうこともあるかもしれない。
時に、恒星に近づきすぎて身を焼いてしまうこともあるかもしれない。
けれども、じゃあ例えば、木が焼けたら炭ができて、
それはそれで使い道があるように････
基準をひとつに絞らなければ、僕らの命は、
いくらでも使い道があるものなんじゃないかな。
だから僕は、
人が輝くことにも、
成長することにも、
大してそこまで興味が無いのです。
ただただ、「どんな性質なのか」を知りたいという気持ちだけ。
輝く星なのか。
岩ばかりの星なのか。
水の溢れる星なのか。
突き進む彗星なのか。
廻り廻る惑星なのか。
そういうことを、ただただ、「捉える」だけ。
そのための、エレメンツコードです。
思い付いたからたまには星に喩えてみました。
生き物に喩えるのと本質的には同じですけどね。
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