とある「火」人間さんへのコンサルにて。
ご存知の通り、「火」が強い人というのは、他の属性が強い人と比べると、かなりコミュニケーションがヘタっぴな人が多い状況です。
それ、なんでかっていうとですね。
属性ごとに、「コミュニケーションを取るのは何のため?」が違うことも関係しているんです。
Contents
「火」のコミュニケーションが独りよがりなのは「自分が」理解したいから
「火」の人は、直接の会話でも文字のやりとりでも、まず最初に「自分が理解したい」という欲求が強く出る傾向があります。
これ自体は悪いことじゃありませんが・・・・
しかし、「自分が理解したい」というのは、それだけで終わってしまったら、他人との関係性において何も生まれないのは当たり前ですよね。
なお、「風」の人は、「正しさを認めさせたい」「承認されたい」「褒められたい」という、いわゆる承認欲求こそが、コミュニケーションにおいて求めるものです。
だから、「火×風」のコミュニケーションって、独りよがりなものが多くなってしまって当然なわけですよ(笑)
「自分が理解したい」
「自分が褒められたい」
という、とても自分本位な欲求からスタートしているからです。
これ自体が良し悪しではないので、勿論こういった性質がプラスに働く場面だっていくらでもあります。
「火」は、(そもそもコミュニケーションを積極的に取ろうとすること自体が少ないですが)コミュニケーションを取る時には、相手を理解するために色んな質問をしたり、本質の部分を見ようとしたりします。
「風」は、承認してもらうためにあれやこれや手を尽くすことができますので、その結果として、プレゼンをやらせたら面白かったり、営業や交渉をさせたら成果を出しやすかったりします。
理解したい欲求も承認されたい欲求も、それがあるからこそ活きる場面だってあるんですよね。
「火」と対照的に繋がりを大事にする「水」や「地」
ただ・・・・気を付けなければいけないのは、要するに根本的に、「自分」ではなく「繋がり」にフォーカスする「水」や「地」とは、コミュニケーションの目的自体が大きく異なるという点です。
「水」の人は、「(みんなで)楽しみたい」というような欲求が根本にあります。
正確には「自分が楽しみたい」なのですが、「自分だけが楽しくても周りが苦しんでたら結局自分も楽しめない」ということをよく分かっている人が多いので、「みんなで」という発想に自然に繋がるのです。
「地」の人なんかはもう分かりやすく、協調や調和を重んじて、会議の場でも全員が合意形成に至れるように尽力するタイプです。
ですから、コミュニケーションにおいても、「火」とは違って、「お互いに」ということに重きを置けるのです。
コミュ力を上げたいなら「火」以外のエネルギーが必要
「火」が強いからって、そのエネルギーに固執しすぎると、コミュニケーションがうまくいかなくなるのは、当たり前といえば当たり前ですよね。
だって、「コミュニケーション」って基本的に他人と取るものなのに、「火」の人はどこまでも自分本位なんですから。
ですので、他者とのコミュニケーション力を上げたいと思ったら、「火」以外の要素をちゃんと使っていく必然性があるのです。
「風」を使って他者に直接アプローチし、自分を認めさせるも良いでしょう。
(ヘタクソな人は嫌われることにもなりやすいですが、これは技術の問題なので、うまい人はこのやり方でもちゃんと人望を得られます)
一方で、「地」を使って、「理解したい」という欲求を自分自身だけでなく、相手と「お互いに理解し合う」に持っていければ、しっかりと会話を成り立たせることもできるでしょう。
「火」人間がコミュ障になりがちなのは最初につまずくから
ちなみに・・・、大変なのは「水」側の人とのコミュニケーションですね。
「水」の人とのやりとりがうまくいかない、「水水するってどんなことなんですか?」って聞いてくる「火」人間って、結構いっぱいいらっしゃいます。
ざっくり簡単に言ってしまうとそれは、こないだもちょっと書きましたが、
「その場をめっちゃ楽しむ」
「相手を喜ばせようとする」
という意識です。
「自分が理解したい」というのは、勿論、「理解した先に相手を楽しませたいという欲求がある」のでしょうが・・・・
この、「理解・納得しないと動けない」という「火」人間あるあるの性質は、こういうところで困っちゃうんですよね。
もしも、ちゃんと相手を理解することができたら、相手の喜ぶ行動を取れるのかもしれません。
けれども・・・・
その、理解するまでの間にも、コミュニケーションは生まれています。
その段階ではまだ、「火」は相手を喜ばせる行動がとれないため、ヘタすると、この時点で相手から悪い印象を持たれたり嫌われたりしてしまいます。
すると、理解するための情報も相手から出してもらえなくなるので、永遠に理解することができなくなってしまうんですね・・・・
これが、「火」人間がコミュ障になる、友達をあんまり作れないメカニズムのひとつです。
最初に躓いちゃうから、続かないのです。
コミュ力を上げるために「火」の欲求を捨てる!?
ですので、「火」人間は、ここのところ、超修行が必要なわけですよ。
「理解したい」という観点は大切なんですけど、本当に理解するためには、その欲求をいったん捨てなければならないのです。
理解するための材料を相手から引き出すために、まずは相手を楽しませたり、お互いに調和し合ったりすることを、優先しなければ・・・・
コミュニケーションがうまくいかないのは、当たり前なんですよね。
風「私を認めてほしい!!」
火「あなたの実力を理解するまでは認められません」
風「・・・・」
水「みんなで楽しもうよー!」
火「何がどう楽しいのか説明していただかないと楽しめません」
水「・・・・」
地「平和な関係性を築きたい」
火「あなたにとっての平和って何ですか?定義は?」
地「・・・・」
・・・・そりゃ、うまくいかないでしょうに(笑)
これは極端な表現ですけど、でも、コミュニケーションがうまくいってないという「火」人間は、大体これに近い状況を生み出しているようですよ。
別に、コミュニケーションの目的が違うことは、悪いことではありません。
ですので、「火」の人の「自分が理解したい」も、それはそれで尊重されて良いと思います。
でも、それを押し通すなら、「火」の人は、「理解できる代わりに好かれることは無理」と諦めることも必要です。
好かれたいなら、つまり相手と良い関係性を築きたいなら、「火」の目的はいったん捨てましょう。
心のどこかで持っていて構いませんから、でも、違う方法でアプローチするよう心がけましょう。
ちなみに僕は、先日の投稿でも書いたように、「お笑い」を研究しました。
相手を笑わせる技術を身につけ、笑わせにいきました(笑)
これは、「火風」の発想です。
それが功を奏した形になったので、特に「火×風」側の人は、面白いトークができると、それだけで「相手に認めさせる」ことを達成しやすくなるので、オススメです。
楽しませられるので、「水」とのコミュニケーションにも使えますしね。
ただ僕も、自分のある意味で一方的なトークで楽しませることはできても、いわゆる会話・対話で楽しませるのは実は苦手です・・・
こういうところ、生粋の「水」人間みたくはいかないなぁと思っています。
だから、セミナー講師をやるのは好きだけど、飲み会みたいにフラットな場でお喋りするのは避けがちなのです。
属性別・気をつけるべきコミュニケーションのポイント
なお、この「コミュニケーションの目的」の観点は、特にコミュ障が多い「火」人間にとっては本当に重要なことですが、「水」や「地」の人にも、意識してもらえるといいかなーと思います。
「水」側の人は、いつも「楽しもうよー!」みたいな感じになる人が多く、それが悪いわけではないものの・・・・
「別に楽しくなる必要なんて無いし」って思うタイプの人もいるということは、知っておいてください。
「楽しいは正義!」では、ないのです。
楽しむことよりも優先したいことがあるんです、他の属性が強い人たちは・・・・
ここをうっかり、「楽しければいいでしょ!」ってやってしまうと、そりゃトラブルは起きますよね。
ここらへんの、お互いの理解不足が、「良かれと思ってやったのに」という、善意から始まる残念な結果を引き起こしがちです。
「水」の方々は、
「相手を喜ばせたい」と思うからこそ、「どうしたら本当に相手は喜ぶのか」を、ちゃんと考えることが大切です。
そして、繰り返しになりますが、「火」の方々だって、
「理解したい」と思えばこそ、「どうしたら理解するための情報を引き出すことができるか」まで、考慮してください。
「風」の方々も、
「認めさせたい」という欲求を満たすために、力技で無理やりではなく、相手が認めたくなるような行動を取ることが重要です。
「地」の方々も勿論、
「みんなで調和する」というのは本当に素晴らしいのですから、それは同調圧力ではなく、ひとりひとりのニーズを踏まえた本当の調和を目指しましょう。
ここらへん、
「自分の属性以外の考え方を知ること」と、
その上で、
「自分の属性を本当に深い次元で発揮すること」が、
コミュニケーションをより価値あるもの、素晴らしいものにしていくと思います。
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