仮初めの「地」から、本音の「水」を解放した女性の話

おとなしめな「」さんの変化

昨年のコミュニティメンバー主催のグループ展の
出展者側のメンバーから聞いた体験談のお裾分けです。


その子は、もう2年くらいコミュニティにいてくれているのですが、
参加当初はすごくおとなしめな「」さんでした。

 

お仕事も公務員みたいなカタい系で働いていて、
」はあれども全然それを発揮できていなかった
ㅤㅤ
のが、初期の頃の印象です。




それが今や・・・・

別に「」は無くなってはいないんですけど、
コミュニティではすごく水水した感じの印象で知られていて笑

明らかに、2年前と今とで顔つきというか表情が違うもんね。
なんていうか、「解放された!」みたいな感じで・・・・!



こんなにイキイキした彼女の顔が見られるようになるとは。

今現在のそのイキイキ具合はもちろん素晴らしいんですけど、
僕はやっぱりその変化について、感慨深いなぁと思うんですよね。


で、先日ちょっと話す機会があったので、
その変化について何があったのか聞いてみたんです。

そしたら、彼女が話してくれた内容に2つのポイントが見受けられたので、
それをお裾分けしておこうと思います。

 

その1:「」の自分と「」の自分のバランスの取り方が上手。

まず1つは・・・・
」の自分と「」の自分のバランスの取り方が上手。


彼女は、先述の通りおカタい系の職場に勤務しています。仕事で求められ、メインで使っているのは、
彼女の中の「」の部分が大きいみたいなんですよね。
事務系の仕事を、黙々とやるって感じの。

これはこれで別にそんなに苦でもないようなんですが、
とはいえ、これ“だけ”ではしんどくなってしまいますよね。彼女の中には、「」だけではなく「」もあるわけですから。

しかしそれでいて、
仕事中にはそんな水水できる状況なんか無いとのことで・・・・そりゃ、そういう場で働いていたら、
2年前に出会った当初の「おとなしい感じ」になるよなぁ。


そんな彼女は、特に今年に入ってからすごくイキイキし始めたんですが、
それと合わせて始まった新しい活動として、
「Youtubeでのゲーム実況」があったんです。
仕事して還ってきて、
夜、自分がプレイするゲーム画面をYoutubeで配信するっていうもの。
(僕自身はあんまりそっち系は見てないので詳しくないですが、
ゲーム実況の配信者は実はいっぱいいるみたいですね)
ㅤㅤ
で、そこでは思いっきり水水することに決めているんだそうです。
視聴者からリクエストがあっても、自分の気が乗らなかったらやらない。
思いっきりわがままに、自分のやりたいようにやって、それを配信する。

彼女のYouTubeチャンネル↓↓

決してここでは「」を使わない。つまり、

視聴者に配慮しすぎて
自分を後回しにすることはしない
ということ。


自分の好きなように、好きなことだけをする。

ちょっとしかやらない日もあれば、日付をまたいで何時間もやる日もある。
そういうのもその時の気分次第。

こりゃ、水水している。


それでいて、それが気持ちいいんですよね。

僕も何度か生配信中に覗かせてもらってますけど、まったり和やかで、
そして彼女自身がゲームプレイをすごく楽しんでいるので、
その楽しさが伝わってきて、油断するとずっと見ちゃう笑

とても良い空間がそこにはできていました。

他の視聴者たちも、その彼女の空気感を一緒に楽しんでいるようでした。


こうして、

 ㅤ
自分がのびのび自分らしくいられる場所が
ちゃんと確立されている

と、強いですよね。

こうして自分らしさを出せる場があるから、
仕事中に出せなくてもそこまでストレスにならない。「家帰ってゲーム実況で出せばいいや」ってなるから。

かつ、こうして自分らしさを出す体験をすることで、
他の場面でも出しやすくなるわけです。「ゲーム実況してる時の自分みたいな感じでやればいいんだ」って、
その感覚が掴めるから。


これは、シンプルなようだけど素晴らしいなって思いました。

その2:尽くしたいと思わない相手のために自分の貴重なエネルギーは使わない

それから、彼女の話のポイントは、もうひとつ。


先述の通り、彼女の業務は事務系なので・・・・
なんていうか、変な雑事を、無駄に頼まれることもあるわけですよ。

あるでしょ、事務系のお仕事している方々・・・・
「それ、私がやるべきことじゃないんだけどな」
「そんなことやって何の意味があるの?」
みたいなやつ。


で、彼女も、そうやって頼まれる変な雑事のひとつについて、
どうしても納得がいかなくてやりたくないことがあったそうで。

それを、

「私はやらない」と決めた
そうなんです。


なお、勘違いしないでいただきたいんですが、決してそれは
「上司の命令に逆らって業務をボイコットする」とかいう、
荒々しい手法ではありません笑
ㅤ単純に、

 「自分はそういう業務はやらない人間である」
という設定にした

そうです。


もうちょい具体的に言うと・・・・
シンプルに、その業務が発生した時に、絶対に自分から率先して動かないというだけ。

すると、他にもできる人はいるわけなので、他の人が勝手にやってくれるんですよね。

「やらない」というより、
「やる」をしない

っていう感じです。

そして、そういうのがずっと続くと・・・・

「あ、彼女はこの業務はやらない人なんだな」
っていう印象が周りにも次第に伝わって、彼女がそれをやらないことが
その職場の当たり前になっていったんだそうです。

だから、誰も彼女にそれをやることを求めないんだそうで。基本的には事務方の別の人がやってるんだけど、
彼女以外に事務方がいない場合でも、
他の手が空いている人が勝手にやるんですって笑



彼女はこのことについて、

「だから私、『他人軸の』はないんだなって思いました笑」

って話してくれたんですが、
僕はむしろ逆だろうなって印象を抱きました。

ㅤㅤ
」属性の中の「他人軸のというのは、
自分が大切だと思える人や好きな人のために貢献する

という性質です。

それによってパワーが出るんですよね、「」の強い人は。

ここでポイントになるのは・・・・
ㅤㅤ

「大切な人に貢献する」というのは、裏を返せば、
「どうでもいい人にエネルギーを使わない」ということでもある
という話です。



」の強い人が気疲れしちゃう原因の多くは、
結構ココにあるんですよ。

空気を読める、協調性がある、周りを気にできちゃう性格だから、
色んな情報をキャッチしちゃうんですけど、

その多くが本当は「どうでもいいこと」で、
その取捨選択ができないからしんどくなってしまうんです。

大切な人に対しては何を差し置いても尽くす、
でもその他のどうでもいい人のことなんか知るか

って、優先順位を心の奥でちゃんと決められている「」人間は、
真に空気を読む力が飛び抜けているし、無駄に消耗することもありません。


彼女がやったのは、まさにここだろうなと。


その雑事そのものは、
「大切な人のため」だったら、できたことだと思うんです。

でも、彼女の中でどうしても、それをする相手に納得がいかなかった。
だから、やらないことにした。


これこそが、正しい「他人軸の」です。

誰彼構わず、とにかく目の前の人の顔色を窺ってしまうのは、
本当の「」じゃないんです。
ただ、臆病なだけ。


あ、別に「悪い」わけじゃないけどね。
ただ「レベルは低い」から、もっと高めていけるに越したことはないねって話で・


そして彼女は、「」のレベルがそこでだいぶ高まったんだと思います。

 尽くしたいと思わない相手のために
自分の貴重なエネルギーは使わない

という、勇気ある決断をしたことで。


これが、2つめのポイントです。


「どうでもいい人(または嫌いな人)」に自分のエネルギーを無駄遣いしない

まとめますと・・・・

ちゃんと自分らしく水水できる場所を作り、
そこでは「」を使わず思いっきりやりたいようにやること。

それから、「どうでもいい人(または嫌いな人)」に
自分のエネルギーを無駄遣いしないと決めること。

 

この2つによって彼女は、元々の、

「他人の顔色ばかり窺ってしまって自分の本心をちゃんと出せない、
周りから見ると“おとなしくて無害”ではあるけれども、
人生を楽しんでいるとは言える自信がない」

っていう状態から、どんどん解放されていくことができたようです。

今や、コミュニティ内で、同じ「」側の人間からも、
「ドやないか!」と行動にツッコミを入れられるレベルで笑



そんな彼女の変化に・・・・努力?はあったのだろうか?笑

どうか分からないけど、多分、無かったんじゃないかな笑ㅤ

エレコ的に考えたら、努力したら
もうその時点であんま「」じゃないもん笑


ただ、自分が楽しくいられる場所を作っただけ。
そこで、ちゃんと楽しんだだけ。

ただ、自分がやりたくないことをやらないと決めただけ。
自分を犠牲にした気の遣い方を、しなかっただけ。


それが、今の彼女の水水とした雰囲気を作り出したんじゃないかなぁ。


誰にでもできるよ!!って、そもそも「」で、
彼女の変化を理論的に説明はできても
再現できない僕が言っても説得力ないかもしれないけど笑

ただ、きっと彼女みたいな人はいっぱいいると思うんです。

エレコの診断は「」って出るけど、それは変に周りに気を遣っているからで、
本当はもっと「」優位で生きていきたい、そう生きるのが自然だっていう人。

そういう人は、きっと、ちゃんとそうなれるはず。

今できていないのは、どっかでボタンを掛け違えているだけ。


良かったら、ちょっとこの話を参考に、
自分に置き換えて考えてみてもらえたらと思います。

やりたいことを思いっきりやれる場を作ったり、
逆に、絶対にやりたくないことをやらないと決めてみたり。



こういう彼女みたいな事例もコミュニティ内に色々あります。

そしてそんなメンバーたちのおかげで研究が進み
どんどん再現性が高まってきています。

なお再現性っていうのは理論構築だけの話じゃないですよ。

理論だけですぐできたら誰も苦労しないでしょ笑

実行までできるようになっての再現性です。

ちなみにですが、

」のエネルギーを再現する一番の近道は
そのエネルギーを発している本人と一緒にいること
です。

 

つまり彼女みたいになりたかったらいっぱい彼女と遊んだらいいんです。

」のエネルギーは共感や共鳴の性質なので
小難しいこと抜きにして体感しちゃうのが最速

 

頭で考え出すとの方に行っちゃうから逆効果です。

彼女みたいになりたいさんは
そのためだけにコミュニティに入って来てもいいですよ。

「彼女に会えただけでコミュニティ入った価値ありました」
ってきっと思えるだろうから。

僕がそう自慢したくなるメンバーが
わりと結構いっぱいいます。



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