「弱点」にフォーカスしてしまう「火」発想

 

  

洋の東西で違う「弱点」の捉え方

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「才能発揮」に関する書籍を読んでいたら、

世界各国の中でも、日本と中国は目立って

「強みを伸ばす」意識が低く、「弱点を克服」という方が主流。

なんだそうです。

これ、「」側の考え方の傾向なんですよね。

問題点・マイナス点・不足に対して、意識が向きやすいんです。

それは、良く言えば「リスクヘッジ」に活用できるので、

必ずしも悪いわけではないんですが・・・・

組織やシステム、物に対してであれば、

悪いところを見て改善していこうという発想は大切です。

ただ、人間関係や人の人格については、生来の向き不向きもありますし、

能力の高さが幸福度とは必ずしも一致しないことから、

ネガティブなところに意識を向けても

あまり得られるものは少ないのではないでしょうか。

他の、より「」要素が強い諸外国(欧米諸国は大体みんな「」側)は、

もちろん問題点の改善というのもゼロではないですが、

こと人間の能力については、弱点をどうこうしようとするよりも、

「私はこういう人間だから」と諦めて受け入れ、より強みを伸ばそうという発想であると。

日本は「」、中国は「

奇しくも「」要素が強いこの2国が、「強み」に対して

ちょっとネガティブな見方をしているのは、特徴的ですね。

  

心の活力が大きいからって・・・・

皆さんも、もしかしたら学校や職場で、

「できないことを克服する」ということを奨励されてきたかもしれません。

80点取った数学を伸ばすより、30点しか取れていない英語を伸ばそう、みたいな。

まぁそれは受験戦略としては間違ってはいませんが、

人として自己実現を果たすためには、決して効果的な方法とは言い難いもの。

もちろんシステマティックに考えたら、弱点克服の方が効率は良いです。

物事に対して当たるなら、そっちの考えで正解。

だから、学生時代の勉強なんかは、それでもいいんですよ。

80点を90点にするより、30点を60点にする方が全体の得点は上がるし、

その方がある意味勝ちやすい「システム」なので。

しかし、人生や人格や人間関係においては、それが正解とは言い切れない。

なぜならシステムは、それ自体が「」性質であるの一方で、

人の心や感情や「」性質であるからです。

そりゃ「」発想で捉えるのは難しいわな。

ここらへん、落とし穴に落ちないように気を付けてほしいと思います。

  

 エゴイスティックな「」発想

「弱点を克服」して、特徴をなくして均一化しても、

そこに「自分らしく生きる道」は待ってないんじゃないかと思います。

もし、周りの人に「長所を伸ばすより弱点を直せ」

というようなことを勧められたら・・・・

もちろん時と場合によりますけれども、

それは、この人はきっと「」発想で見ているんだな、

というふうに捉えて、真に受けない方がいいかもしれません。

 

ちなみにもっと言うと、それをあなたに言ってくる「」人間も、

実は総合的に高い能力を持っているかっていうとそうじゃなくて、

結構偏っていたりすると思います。

ただ、それがちょっと分かりにくくて、

自分では自覚できていないだけかもしれません。

例えば、勉強だったら数学でも英語でも社会でも

何でも万能だけど、運動音痴だとか。

文武両道だけど、性格がものすごくねじ曲がっているとか笑

」人間って、専門性が高くなる傾向にあるので、

それってつまり「強み」が偏っているってことのはずなんですが・・・・

自分に対してはそういう捉え方をできるのに、

他人に対しては、できないところをマイナスに見ちゃうんですよね。

そういうエゴイスティックなところまで含めて、

」発想だと思っていただければと思います。

  

 できることで爪を研ぐ

僕?

僕ですか?

僕は、それはそれは偏っていますよ。

いわゆる「生活もできない」レベルではないですし、

僕は自覚して「自分の特化された能力を他のことにも応用する」をやってきたので、

比較的「わりと普通に何でもできる」ように見せてはいますが。

でも本来ものすごく偏った人間で、5教科で言えば、

できるものは偏差値70越えるけどできないものは30を下回ります。

そういう感じの人間なので・・・・

基本的に、人にあーだこーだ言うことは、あんまりありません。

誰かが、僕にとっては当たり前だと思うことができなくても、

それを責めたりはしません。

できないことはできなくていいから、

できることをちゃんと伸ばしてもらえたらなと思っています。

日本に生まれると、「出る杭は打たれる」という諺があるように、

「強み」「長所」を伸ばすという振る舞いがなかなか難しい場面もありますけど、

そこをなんとか、虎視眈々と爪を研いでいってもらえたら。

ちょっと頑張れば、30点が60点になるよと言われても。

とっくに80点取ってるものは頑張っても90点までしか上がらなかったとしても。

バカと○○は使い様

よくいるでしょ。特に「」男子。

女性がおめかしした時に、それを褒めず、

ちょっとメイク失敗した箇所をあげつらうヤツ。

ダメなわけじゃないけれども、ちょっと頭悪いバカです。

それは嫌われても当然です。

物事に対してすぐネガティブな側面に目がいく人。

マイナスポイントを指摘するのが得意な人。

それは技術面ではかなり素晴らしい視点ですが、

人間関係でそれをやると、他者から好かれにくくなると思います。

使いどころが違うんですよ。

まぁでも考えてみれば、それはそれで「」人間の弱点ですもんね。

克服しなくたっていいですよ。強みを伸ばしていきましょう!

強みの方で、性格悪くても好かれてしまうくらいに突き抜けてください。

 

そうやって、好きなものに時間とエネルギーをかけて極めていく方が・・・・

少なくとも、人生はそっちの方が楽しい。

そうは思いませんか?



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