優しい世界は「リアクション」から作られる

 

自分から始まる「アクション」と、
外からの刺激に対して取る「リアクション」。

「卵」と「鶏」くらい、どちらが先か、
どちらが重要かって優劣付けることは難しいかもしれませんが・・・・

僕は特に、「リアクション」の方を強く意識するようにしていますし、
コミュニケーションや「自分らしく生きる」というテーマを語る時についても、
こっちを重視してお伝えしています。


どちらかというと多くの人が、
自分から始まる「アクション」の方により大きく意識を割いているように思います。

それこそ、ビジネス塾でもコーチングでも、様々な場面で

・まず自分がどうするか
・どう「アクション」を取るか
ㅤㅤ
っていうことにフォーカスが当てられるんじゃないでしょうか。


もちろん、これはこれですごく重要なので、やらないでいいという意味ではありません。


ただ、これは僕の個人的な感想なんですが・・・・


難易度が、「アクション」の方が高くないですか?笑

「(自分が)何をやりたいか考える」
「(自分が)何をすべきか決める」
「(自分が)どう行動していくか」
「(自分の)ビジョンはどんなものか」
ㅤㅤ
みたいなの。


こういう、自分からスタートする「アクション」って、
日頃から自分で自分のことを考え続けている人にはそうでもないかもしれませんけど、
わりとハードルが高いものです。


ましてや、日本の文化って根底に
「周りの空気を読んで合わせよう」みたいな部分があるので・・・・

それってつまり、「周りがどう動くか」を見てから対応する、
「リアクション」の文化であるわけなんですよね。



また、「アクション」っていうのは自分から始まるわけなので、
言うなれば「自由」であり、試験問題で言えば
「小論文」とか「途中式まで書かされる問題」みたいなものです。

一方で「リアクション」というのは、
相手が取った行動に対しての反応ですので、
ある程度は型が決まってくるんですよね。

同じく試験問題で喩えれば、マークシートや選択式のものです。

「昨日何食べた?」っていう質問に対するリアクションで、
「今月の電気料金やばいな」って返す人はいません笑


みたいなことを考えると・・・・

自由すぎて、まず何から手を付けたらいいか分からないような
「アクション」を先に考えるよりも、
ある程度は正解の型が決まっていて、
相手や周りの世界からの刺激を受けてから対応する
「リアクション」の方が、
少なくとも僕ら日本人にとっては、
すごくハードルが低くて取り組みやすいんじゃないか

というお話です。


そして、実際に僕らを取り巻く世界って、
僕は、「リアクション」によって作られてきたんじゃないかなって思ってるんですよね。

自分自身が、生まれてから今までに、
世界に対して取ってきた「リアクション」が、
今の現実を引き寄せる結果に繋がってきた

ということが起きているんだろうなって。

ㅤㅤ
例えばですが・・・・

あなたが誰かから、チョコレートをもらったとします。

その時、本当はあなたは甘いものが苦手なのに、
「ありがとう、嬉しいです」っていうような、
喜びの「リアクション」を取ってしまったとします。

そしたらその相手は、
「あぁこの人はチョコレートが好きだから、あげたら喜ぶんだな」って思って、
次もまたチョコレートをくれるようになってしまうでしょう。

そのうちにあなたから見ると、
「私が苦手なチョコレートばっかりくれる人」っていうふうに
その人を捉えるようになってしまうわけなんですが・・・・

これはその人が悪いのではなく、
あなた自身が「チョコレートをもらう」という相手の「アクション」に対して、
「喜ぶ」という「リアクション」を選択した結果です。
ㅤㅤ
「チョコレートは苦手だから欲しくない」という気持ちがあり、
「チョコレートをもらわないで済む」世界に生きたければ、

「喜ぶ」のではなく、
ちゃんと「これは苦手だから要りません」
ㅤㅤ

という「リアクション」を取らなくてはいけなかったんです。ㅤ


まぁ、日本人的にはね、相手が厚意で差し出してくれたものに対して
NOで返すのがやりにくいっていうのは分かりませうけれども・・・・

でも、英語でだって、「No,thank you」っていう感じで、
後半に「ありがとう」って付けるじゃないですか。

同じように、気持ちだけありがたく受け取って、
しかし、チョコレートそのものは受け取らない、
という「リアクション」はきっとあったはずなんです。


しかしながら・・・・

わりと多くの人が、「断るのが苦手だから」というような理由で、
自分が本当は欲しくない現実を笑って受け入れてしまっているように思います。

それは、この例のように、
「アクション」ではなく「リアクション」が引き寄せているものなんじゃないか、
という話なんです。



この例だけに留まらず・・・・

逆に、もしかしたら相手からの贈り物を
あなたが受け取り拒否という「リアクション」を取り続けたことによって、
「誰からも何も与えられなくなる」という現実が訪れているのかもしれません。

もしも今、「周りの人が私に冷たい」と感じることがあるのだとしたら・・・・

それはその周りの人のせいではなくて、もしかしたら今までにあなた自身が
「周りの厚意を受け取らなかった」という「リアクション」を取ってきたせいで、

「あの人に与えても受け取らないから何もしてあげなくていいよ」

って思われているのかもしれません。

分かりませんけどね。

でも、人間関係って、わりとそういうところ、ありますよ。

あなたに対して何でも打ち明けてくれるその友人が、
そんなにもオープンに話してくれるのは・・・・

あなたが今まで、その友人の打ち明け話に対して、
好意的に「リアクション」をしてきたから、かもしれません。

逆に、あなたのお子さんがあなたに心を閉ざして
何も話してくれなくなったとしたら・・・・

それは、その子が前にあなたに打ち明け話をした時、
それをちゃんと聞いてあげるという「リアクション」を、
取らなかったせいかもしれません。



総じて、あなたの世界がもしも「優しくない」と思えるのだとしたら、
あなた自身が世界から入ってくる刺激に対して、
優しく扱う「リアクション」を取らなかったせいかもしれないんですよね

あなた自身が世界に対して優しく微笑みを返してきたなら、
わりと世界は優しくなっていくんです。ㅤ

コミュニティに馴染むのが早いのも「リアクション上手」な人

このことは、コミュニティをやっていてもすごく強く感じます。


コミュニティの中で、特に周りに馴染むのが早い、
周りから認められたりハジメマシテの人と仲良くなったりするのが早い人って、
どんな人か分かりますか?

それは、つまりここで言う、
「リアクションが上手な人」なんです。


特にうちのコミュニティは、「シェア会」という交流の場があります。

そこにおいて、誰かがシェアをした後に、
フィードバックするという「リアクション」を積極的に取った人が、
一番コミュニティの奥深くに馴染んでいくんです。



フィードバックって、直接の言葉を返すのが最も効果は大きいですが、
それだけじゃなくて、もうほんと文字通りの「リアクション」も含めます。

つまり、相槌とか頷きとか表情の変化とか、そういうもの。

意外かもしれないんですけど、「シェア上手」ももちろん大切なんですが、
それ以上に「リアクション上手」の方がよっぽど重要です。

もちろん、両方できるのがベストではあるんですが、

「一方的にシェアすることはできるがリアクションは下手な人」と、
「シェアはちょっと怖くてできないがリアクションは上手な人」とでは、
後者の方がコミュニティでみんなから好かれる存在になるんです。

前者は・・・・
ダメじゃないし、これが理由で嫌われるわけでもないんですが・・・・

どうしてもコミュニケーションが一方的なものになってしまうので、
あんまり双方向で良い関係性にはならないんですよね。

良い人であれば、可もなく不可もなく表面的には良好だけれども・・・・
みたいな感じになります。


心理学的にもよく言われますが、人間ってわりと誰しも、
「自分を相手に受け入れてもらいたい」という欲求があります。

それに振り回されずコントロールできていれば立派ではありますが、
その欲求自体がゼロになることはおそらくないんじゃないですかね。

なので、「すごい立派で格好いいことを言っている人」よりも、
「私の言っていることを受け入れてくれた人」のことを、
より好きになるという傾向があります。



ということはつまり・・・・

「良いリアクションができる人」っていうのは、
相手をちゃんと受け入れてあげられる人っていうことですので、
だから相手にも好かれやすくなります。

そうやって、周りの人たちみんなに好かれていたら、
そりゃ世界はハッピーじゃないですか。

そういうこと、なんですよね。
ㅤㅤ
なので、まずは「リアクション」に意識を向けて、
自分のコミュニケーションを見直していってみる

のは、どうでしょうかという話です。

朝イチでまず自分から「おはようございます!」って
元気に挨拶をするのはハードルが高くても、
誰かに「おはようございます」って言われたら、
ちゃんと笑顔で「おはようございます」って返してみましょう。

自分から何かを企画してリーダーシップを取るのは難しくても、
誰かが企画した話に、「それ面白そうですね!」って思ったことを伝えて、
そこに混ぜてもらいましょう。

自分の商品をゴリゴリ売りにいくのはしんどいと感じちゃうかもしれませんけど、
目の前で溜め息をついている人がいたら、
「どうしたんですか?」って声をかけてみましょう。
ㅤㅤㅤㅤ

これら、全部、「リアクション」です。

だから、「スルー」することだってできちゃうんですよ。

「おはようございます」を無視することもできる。
無視しないまでも、笑顔じゃなく真顔で返すこともできる。

誰かの企画も、それに乗っからないでスルーしたっていい。
つまらないと思ったら「つまらない」と伝えるリアクションを取ったっていい。

困っている人を見過ごしたっていい。自分には関係ない。
相手の溜め息に対して、「かまってちゃんかよ!うるせぇな!」と怒りで返したっていい。

そうしたって、いいんです。

ただ、

あなたが取った「リアクション」によって、
あなたの世界は作られますから。

あなたが目の前の人や世界に対して「優しいリアクション」を取らないのであれば、
あなたを取り巻く現実はいつまでたっても優しいものにはならないので、
その覚悟があれば、何だっていいんです。


もしかしたら本当は、「アクション」なんて存在しないのかもしれません。

いつでも絶えず、世界から自分に向けて
何かしらのメッセージや刺激が届けられ続けていて、
僕らがしていることは、それらに対して
「リアクション」を取ることだけなのかもしれませんが・・・・

まぁ、そこまで考えると大変になっちゃうでしょ笑

なので、いいです、そこまでいかなくても。


でもせめて、自分で
「これはリアクションだ」って意識できる分野については、
どうしようか考えてみませんか。

あなた自身が優しい世界を望んでいるなら・・・・

今、世界に対してあなたが
どれくらい優しい「リアクション」を取れるかどうか

目の前の人と信頼関係を築きたいと思っているなら・・・・

今、その人に対してあなたが
取るべき「リアクション」は本当にそれでいいのかどうか

 

知らず知らずのうちに、他者の厚意を無下にしてしまっていないだろうか。

相手から送られてくるものを、受け取り拒否してしまっていないだろうか。

ましてや、恩を仇で返すようなことに、してしまってはいないだろうか。
ㅤㅤㅤㅤ

優しい世界は、優しい「リアクション」から。


「そうだな」
「その通りだな」
「いい考え方だな」
「よし気を付けよう」
「リアクション見直そう」


特に「」が強い人は本当にコレです。

自分発のアクションが苦手な属性の人は
なおさらこうしてリアクションの価値が高まります。

自分から発信しないんだからせめて受信の質を上げねば
いつまで経っても現実は変わっていかない。

でも裏を返せばなんですけど
リアクションの質を変えるとそれだけでも現実を変えられる。

僕は特に「」や「」が強い内向人間には
アクション以上にリアクションの向上をオススメしています。

ここらへんも講座でやります。

ちょっと先にひとつお裾分けしましょうか。


僕のコミュニティの恒例行事、ZOOMでの「シェア会」。

絶対ではないですが、基本的にシェア会の参加は、
ZOOMのビデオがONの状態を推奨しています。

事情はあるからね、無理しなくてもいいんだけれども。

ただ、聞いてる方は
自分の顔を出さなくても聞けるから良いと思ってるかもしれませんけど、
喋っている方は、聞き手の顔が見えないと不安になるんですよ。

虚空に向かって喋り続けるのって、
喋りが得意な人でも精神が削られます笑

やっぱり、たとえデジタル画面とはいえども

そこに人の顔がちゃんと映ってて、
「私の話を聞いてもらえている」という実感があること

が超大切なんです。

ただでさえデジタルですから、
画面の向こう側で何をやったって自由なわけですよ。

なればこそ、意識的に

「私はちゃんとあなたの話を聞いているよ」っていうのを伝えていかないと、
相手に伝わっていかないんです。


ちゃんと画面をONにしてその場にいること、

そして相手の話を聞きながら頷いたり
表情を変えたりなどのリアクションを取ること

こういうことが、まず最初の「フィードバック」になります。


ちなみに僕は、講師という立場もあって喋る場面が多いため、

なおさら、そういうの気にしますよ。笑

僕が喋ってる時に、画面の向こうで
良いリアクションを取ってくれた人のことは、
やっぱり特別好きになりますもん笑

だから、人一倍その人には優しくしますもん笑


そういうところ、です。

とにかく別に特殊なことはしなくていいんです。

相手が話している時にはちゃんと聞いているというリアクション
面白かったら面白かったというリアクションを取ること。

ZOOMで画面をオフにしておくことっていうのは
「あぁ私の話に興味ないのかな」
って相手に思わせちゃうリアクションになりかねないので
気を付けてくださいねと。

何度も書きますが、
絶対にオンにしなきゃいけないわけじゃありません。

けれども軽々しくオフにするのも気を付けた方が良いですよと。

デジタルのコミュニケーションにおいて
ここはかなり重要なポイントだとここ数年で確信してます。

 

そう思ってくれた方はぜひ、
この記事にも、「リアクション」をお願いします(笑)



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