
今回はそれぞれの属性の「やる気スイッチ」にまつわるお話です。

「やらなきゃって分かっているけどやる気が出ない・・・・」
「大切なことなのに後回しにしてしまう・・・・」
「どこにあるのワタシのやる気スイッチ・・・・」
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みたいな感じのことで、悩まれたことがある人は少なくないんじゃないでしょうか?
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僕自身も、それ、すごくあります。
めちゃめちゃあります。
「やる気」に左右されて、どれだけ時間を無駄にしてきたか。

そりゃ、「やる気」なんかに左右されるのは自分の精神が未熟な証拠だと言われてしまえば、
もう言い返す「やる気」さえ湧いてこないくらい、ごもっともな意見だとも思います。
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それに、ビジネスやら仕事やらしていれば大なり小なり、
「やる気がどーのこーの言ってられる問題じゃないんだよ」的なシーンに出くわすこともありますよね。
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「やる気」が出なくても、やらなければいけない。
というより、「やる気」なんていう不確かなものを介在させている限り、良い仕事なんかできやしない、というような。
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そういったこと自体は、確かにその通りだとも思います。
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けれどもじゃあ、「やる気があるとかないとか言ってる時点でレベルが低いんだよ」というように、
バッサリ切り捨ててしまってもいいんでしょうか?
・・・・って考えたら、それは当然、僕はNOだと思います。
そんな乱暴な切り捨て方があるかい!と。
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ちなみに、もうだいぶエレコ脳が育ってきた方なら、そんな厳しい言い方をする人について、
その言ってることが正しいのではなく単に「風」エネルギーの強い発想なんだなということにも、
わりと簡単に気付けるんじゃないかと思います。
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ハイ、その通りです。
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「風」が強いと、「やる気」なんてものはただの意志薄弱な人間の言い訳にしか聞こえません。
そしてご存知の通り特にビジネス界隈は「風」が蔓延しているフィールドですので、
「やる気」を軽視するスパルタな方々の方が多くいらっしゃるんですよね。

そこで、「やる気」を甘えと捉えるのは「風」発想だとして、
じゃあ他の属性の発想だったらこれをどう捉えていったらいいのか、というふうに考えていきたいと思います。
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つまり、タイトルにあるように、属性別の「やる気の出し方」みたいなことですね。
それはつまり、属性別の「行動選択・意思決定の基準」という話に繋がってきます。
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各属性ごとに、何を基準にして行動するのか。
取る行動の裏に、どんなモチベーションがあるのか。
どういう前提があれば意思決定がしやすいのか。
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そういったことが、これまたやはり大きく違うのです。
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<風>
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「やる」か「やらない」か
もう、「風」人間はゴリゴリやったらいいんです。
「風」のエネルギーが強い人にとってや、「風」を高めたい時にのみ、
「やる気」云々というのは確かにただの言い訳と成り果てます。
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「やる気」なんて湧いてくるものじゃないんです。
行動には、一切の因果関係はないものです。
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「やる気」なんて無くても行動はできるじゃないですか。
すべては、「やる」か「やらないか」なんです。

なので、「風」が強い人、「風」の結果を出していきたい人は、「やる気が出ないな」って感じた時は、
まず考えるのをやめてください。
「やる気」云々を言い出した時点で間違っています。
自分の心に、「うるさい黙れ」と吐き捨てて、とにかく今すぐ動いてください。
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そう、「とりあえず」がすごく大切です。
巧遅より拙速。
後先考えずにまず行動に移して、「やる」を実行するのがベスト。
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ちなみに脳科学的にも、「やる気」はスモールステップで行動を起こすと湧いてきやすいらしいですよ。
最初の一歩を踏み出すよりも、一度始めた行動を継続する方が負担が少ないからなんだそうです。
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ですのでそれに倣って、まず行動するというのが「風」の秘訣です。
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また、「風」が強い相手に行動を促す時も・・・・
相手がうだうだ言ってたら、蹴り飛ばしてあげてください。
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そこで優しく寄り添ってあげてしまうと、「風」はやる気を失います。
言い訳をしていたら、(もちろん愛を込めることが前提ですが)
「つべこべ言ってないで動け!」って叱咤激励を飛ばしてあげることが、「風」人間を動かす最良の手段です。

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<水>
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「やりたい」か「やりたくない」か
気持ちが乗らないことをやるの、良くない。
「やる気がない」んじゃないんですよ。
「やりたくない」んでしょ、そういう時は。
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ここで自分にウソをつくのが一番よくないです、「水」人間は。
「やる気はあるんだけどさ~」みたいなの、ほんとよくない。

やるべきかどうか、必要性があるかどうか、重要かどうかは、
そんなの「水」の感覚には関係ないんです。
「水」のエネルギーによる行動は、「やりたい」がすべて。
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「水」が強い方々は、「やる気が出ないな~」とか「行動に移せないな~」って思った時、
そうなってしまう自分を責めるんじゃなくて、
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「あ、私、やりたいって思ってないんだ」
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と認めるところから始めてください。
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「認めたところでどうなるんだ!実際にやるべきことがやれない現実には変わりないじゃないか」と思われるかもしれませんが・・・・
認めなければ、ただただダークサイドが溜まっていって、いつか大爆発するのがオチです。
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まぁ確かに、「やりたくないんだ」って気付いただけでは不十分です。
だって、ビジネスでも仕事でも何かをやろうとしているんだったら、やりたくないことは今後もいくらでも出てきますし、
やりたいことだけをやるわけにはいきませんからね。
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ただ、ここで重要なのは、
「やりたくない」という落ち込んだ気持ちのまま
行動を起こしてはいけないということ
です。
「水」人間は行動のベースに「嬉しい楽しい大好き」の感情があるとないとで、行動のクオリティが変わりますから。
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なので、「やりたくない」を認めた後は、「じゃあ何ならやりたいだろう?」と考え、
「今やりたいこと」をまずは全力で楽しんでください。
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するとどうなるか・・・・
楽しくなるんですよ、ワクワクしてくるんですよ。
やりたいことを思いっきりやったから、心が満たされる。
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その満たされた心の状態で取り組むと、さっきまでビミョーにノらなかったToDoが不思議とできるようになっちゃうんです。
不思議なんだけど、わりと結構「水」人間はそのようなんですよ笑
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相手が「水」人間の時もそうですよ。
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行動できてない「水」人間に、その行動の価値を説いたり、理屈で説明して納得させようとしたりしても、
それはその本人のためにならないのです。
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それよりも、行動できていないんだったら「やりたくないんだな」っていうのを認めてあげて、
他にもっと面白くてやる気になっちゃうことを先にやらせてあげちゃうんです。

そうすると、それをやった後にちゃんと取り組むようになったり、もっと楽しくやれる別ルートに進み始めたり、
ちゃんと本人が自発的にするようになりますから。
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僕も「水」の強い人をコンサルする時は、まぁ分析目線やロジカルな話ももちろんですが、
何よりも「コンサルタイムを楽しめるように」配慮してます。
結局それが、「水」人間を動かすんですよね。
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<地>
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「やっていい」か「やってはいけない」か
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やろうと思えばできるって、「地」の人たちは知っています。
さらには、本人が「やりたいかどうか」も実は関係ないんです。
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「地」が強い人は、自分の周りの人たちにとって、もしくは求められる成果に対して、
その行動に許可が出るかどうかということの方が100倍大切なんです。
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自分がやりたいけど誰からも望まれていない行動Aと、
自分は特に興味ないけど大好きな人たちが喜んでくれる行動Bなら、
わりと迷わず行動Bを選択するのが「地」人間です。
(まぁこれは極論で、そもそも「地」人間はそんな極端な二択になること自体が少ないですが・・・・)
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ですので、「地」人間の方々が「やる気」が出ない時っていうのは、
つまり「その行動が誰の何のためになるのかが不明瞭」っていう状態なんです。
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大切な人に喜んでもらうことが至上なので、裏を返せば、
それに繋がらない・繋がるかどうか分からない行動っていうのは、取るべきかどうか迷ってしまうわけです。
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であれば、「やる気が出ない」時にやるべきことというのは、
「大切な人が喜んでくれる未来を描く」
ということです。

まず自分が「地」属性が強いなら、その行動を取った時にあなたの大切な人が喜ぶ姿をイメージしてみてください。
簡単なことなら、わりとそれだけでもやる気が湧いてくるはずです。
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それでも無理なら、あなたの大切な人に自分の状態を打ち明け、応援してもらってください。
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「これを頑張ろうと思ってるんだけど、できたら褒めてほしい」であるとか、
「頑張れって言ってほしい」であるとか、「これをしたら喜んでくれる?」と確認してみるとか。
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大切な人に褒められる、頑張れって応援してもらう、喜んでもらえる未来が確約される、などといった条件が揃うと、
「やる気」なんて関係なくできるようになっちゃいます。
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相手が「地」人間の場合で、行動を促したい時は・・・・
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何より強いモチベーションになるのは、その人にとっての大切な存在ですので、
上記のようなことを説明して、「地」人間と大切な人との関係性を取り持ってあげるのがポイントです。

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その上で、自分もその「地」人間に対して、「あなたがこれをしてくれたら私はすごく嬉しい」という気持ちを伝えてあげてください。
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「やるべき理屈」を懇々と説明するよりも遥かにそっちの方が効きます。
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「できる」か「できない」か
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結局「火」人間にとっては、これが一番重要な基準なんですよね。
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できるならやるし、できないならやらない。
自分の中で「できる確率何%以上(自己計算)ならやる」って決まってる。
それ以下ならやらない。ただそれだけ。
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だって、できないことにわざわざ無駄に挑戦するの、無駄じゃないですかと。
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こういう側面は他者から見たらやきもきすることになるかもしれませんが、
しかしただでさえ内向的で臆病さもある「火」人間は、「できないことはしない」主義です。
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そんな「火」人間が「やる気」を出すポイント・・・・
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まず、自分自身に行動を取らせたいなら、「ToDoリストの細分化」が重要になります。
「火」人間にとっての「できない理由」のいくつかは、「分かった上で実行不可能な要因がある」のではなくて、
「そもそも何をどうしたらいいか理解できていないから実行不可能」になっているんです。
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例えば何かのレポートを書く時、「レポートを書く」という抽象的な行動を促されると、実行できないこともあります。
「どういう切り口で書いたらいいのか」
「どういうフォーマットが必要なのか」
「タイトルの付け方はどうするのか」
「何文字書けばいいのか」
「提出方法はどうなっているのか」
などなど・・・・
細かくタスク分解していっていないからです。
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「レポートを書く」ってつまりどういうことよ!ってなってしまっている時、
「火」人間は「やる気」がまったく出ず、「できない」のです。
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ですのでそういう時は、
「レポートの書き方が載っているページを確認する」
「そのページのURLはこれ」
「次にWordを開く」
「タイトルの付け方はこれ」
などなどのように、細かい行動に落とし込んでみてください。

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「レポートを書く」という行動はできなくても、その中にある「特定のWebページを見る」というような行動なら、できるんです。
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僕もよく、数か月単位の分析プロジェクトを請け負うことがあるため、
そういった時には「分析をする」という抽象度の高いアクションを、
1日単位のきわめて細かいタスクに分解するところから始めています。
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また、相手が「火」人間の時は・・・・
その相手が行動をしないのは、冷めているからとか興味がないからとかそういう理由もありますが、
上記のような理由であることも多いので、そこを認めてあげてください。
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「火」人間本人が自覚する以上に、実は「具体的に何をしたらいいか分かっていない」のです。
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ですので、「何から始めたらいいかアクションプランを確認しようか」というように、
細かいところから一緒に見直してあげてください。
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すると、やるべきことが明確になって「できる」になれば、自動的に行動を始めることができるのも、
「火」人間のすごいところです。
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そんな感じで・・・・
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各属性の価値観によって、意思決定の基準は異なります。
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これと照らし合わせると、例えばコンサルさんとかセミナー講師さんとか、属性が見えてきますよね。
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「いつやるの?今でしょ!」の林先生は「風」発想だし。
「やりたいことをやろう」って女性コンサルさんがよく言うのは「水」だし。
「やった方がいいと思う」「やっていいんだよ」って優しく声かけてくる人は「地」だし。
できないことにわざわざチャレンジしないのは「火」発想だし。
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これを思うと、よく、「風」人間が他の属性の人に対してキレてるのも分かるでしょ。
「つべこべ言ってんな!やるかやらないかなんだよ!」って、ちょっとパワハラ気味な人ってよく言うじゃないですか。
あれ、悪気があるんじゃなくて、「風」なだけ。
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逆に、「地」側の人が比較的おどおどしがちなのも分かるじゃないですか。
いつでも基本的には調和・協調が大切なので、それの妨げにならないよう、
「何ならやってもOKか」っていう許可を探しているんです。
物事の判断基準」「意思決定基準」が違う・・・・
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これは、エレコじゃなくても他の性格診断の考え方でもしょっちゅう言及されることで、事実だと思います。
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だから、自分の属性の基準でいこうとしたって、世の中うまくはいかないんですよ。
「やれ!」って言ったって「風」以外には動かないし、
「やりたいことやろー!」も「水」以外には響かないし、
「やって大丈夫ですよ」は「地」以外にはまどろっこしいし、
「できるかどうかの証明」は「火」以外には不要だし。
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相手の属性をちゃんと見て、声かけしていきましょう。
「風」には「やりましょう!」って力強く。
「水」には「一緒に楽しもうー!」ってノせて。
「地」には「やってもらえると嬉しいです」って伝えて。
「火」には「できる理由はこれです」って証明して。
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「地」人間にやれって急かすとプレッシャーで潰れます。
「火」人間にやりたいことやろうって言ったらヒキコモるかサイコパスに陥ります。
「風」人間にやっていい許可を出そうとすると上から目線で嫌われます。
「水」人間にできる証明をさせようとするとやる前に死にます。
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みんな別に単一の属性だけで生きているわけじゃないので、
ちょっとくらいは伝え方が間違っても致命的にはなりませんけど・・・・
でも、極端に言えば本当にこういうことですから。
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よくよく考えてみてください。
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今、「本当はやらなきゃいけないって分かっているけどどうしてもやる気が出ない課題」を抱えていたりしませんか?
もしくは、あなたの身近な人が、そうなってはいませんか?

自分がそうである場合、じゃあ自分の属性を勘案したら、どんなことができそうですか?
「風」はとりあえずやれ。
「水」は他の楽しいことからやりましょう。
「地」は大切な人とその話を共有しましょう。
「火」はより細かく行動を分解してください。
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また、相手がそうである場合、あなたはどんなことをしてあげられそうですか?
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「風」に対しては叱咤激励してあげましょう。
「水」に対しては一緒に楽しんであげましょう。
「地」に対しては優しく手を引いてあげてください。
「火」に対しては行動の確認を手伝ってあげてください。
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ㅤ
こういうところから・・・・
自分の行動も人生全体も、クオリティが変わってきます。
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自分の属性に合わせた「やる気の出し方」を知って、よりクオリティの高い生き方をしていけるようにしましょ。
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