「地」人間に「自分ビジネス」はハードルが高すぎる。
そう思いませんこと?
(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
「自分ビジネス」「コンテンツビジネス」「キラキラ起業」云々かんぬん・・・・
呼び名はまぁ色々あれども、つまり、
「自分の好きなことや得意なことをコンテンツとして形にして、
自分主体でオリジナルのビジネスモデルを作り上げて、それで十分な収入を得ていく」
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ということが大枠として共通している概念の中で・・・・
それって、よくよく考えてみると「地」の性質からはかけ離れていることが分かるわけです。
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自分の喜びももちろん大切だけど、自分のエゴを押し通して周りと軋轢を生むくらいだったら、
「周りに人に喜ばれること」をやりたいのが、「地」側の人じゃないですか。
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そんな「地」の人に、「あなたが心からやりたいことは何ですか?」って聞くのって、ちょっと愚問じゃない?
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実際多くの「地」人間から、
「ビジネス塾でやりたいことを聞かれまくったけどそれに答えられなくてつらかった」みたいな話もいっぱい聞きました。
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「私のやりたいことは、私の大切な人が喜んでくれること」って答えると、
大体そういう塾の講師って、「他人なんか関係ないのよ!ア・ナ・タがやりたいことよ!」つってくるじゃないですか。
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自分の欲求で自分を突き動かせるタイプの人は良いですけど、
「地」が強ければ強いほど、
自分の欲求よりも全体の調和や周りの人の笑顔の方を意識しちゃうもんですからね。
だから、まず「自分のやりたいことを商品に」みたいなところで、ちょっとつまずくわけです。
やりたいことじゃなく、「求められること」や「得意なこと」をベースに考えたって、似たようなもんなんですよ。
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「地」が強い人って、どっちかっていうと「器用貧乏」って言われちゃう人が多いですからね。
80点以上の高得点のスキルを持っているっていうよりも、
60点くらいの平均点スキルをちょっと多めに持ってる。
そういう人って、「Aさんからはコレを求められるし、Bさんからはアレを求められるし・・・・」ってなって、
自分の持ってるスキルひとつひとつに大きなニーズを見いだせないことも多いわけです。
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それに、過去の体験から
「Excelでタイムスケジュール管理をしてあげたら喜んでもらえることが多かったな」
みたいなことが分かっても・・・・
なんていうか、「Excelでタイムスケジュール管理」っていう一本刀でビジネスコンテンツにはできないじゃないですか。
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大枠で見ると「秘書」ってカテゴリで括ることもできますけど、
でも「秘書」って言っちゃうと、タイムスケジュール管理以外にも色々と他のスキルが必要になってきます。
例えば、資料作成とかビジネスメール作成とか、時にはビジネスの壁打ちなんかも。
で、そういうところまで考えちゃうと持ってないスキルもあるから(そしてそもそも経験も無いから)、
「秘書と名乗るのはさすがにおこがましい」ってなっちゃう。
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ひとつひとつのスキルがそれ単体ではマネタイズしにくい小さなものでありながら
それらを組み合わせるのもちょっと難しい。
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さらには・・・・
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「自分でコンテンツを作る」ってことは、基本的にそれは「自分で売り込む」っていうプロセスも必要になるわけです。
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そこそこ実績が出てきたら営業マン雇うとかもできますけど、
少なくとも最初のうちは、自分のサービスは自分でセールスもするのが当たり前です。
だって、自分のサービスのことを分かってるのは自分しかいないわけですからさ。
この、「売り込む」という攻めのステップが、「地」という受けの性質の人間にとってどれだけストレスフルなことかと。
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しかも、もし自分が大好きな「推し」の人のコンテンツだったら、その大好きな気持ちを原動力にオススメできるかもしれませんよ?
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でも前述のように、ただでさえ苦手意識満載で作った「自分のコンテンツ」を、
自分のことをよく知らない人にアピールするだなんて、どんだけの罰ゲームなんだと。
嫌なこと×嫌なことで、わりと最悪のアクションに感じちゃってもおかしくないですよね。
すなわち、
①高得点スキルがあまりなく平均点スキルばかりの状態で
②それらを組み合わせるのもちょっと難しいのに、
③知らない人に自分をアピールして「自分のコンテンツ」を売る
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という状態。
要するに、「地」人間にとっての「自分ビジネス」とは、
デバフ(自身にとって不利になる効果)をかけられた状態で戦うようなものなんです。
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以前の僕は、「地」人間がビジネスを苦手とすることをそれなりに理解はしているつもりでした。
「地」の人がビジネスで苦労する姿を、沢山見てきましたから。
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しかし、それは世間一般に横行する「風」ベースのビジネス論に当てはめるからダメなだけなんだと思ってました。
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「風」ベースの・・・・
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・不特定多数に広く発信する
・高単価商品を売る
・短期間で結果を出す
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みたいな感じのスタイルが合わな過ぎるから上手くできないだけで、ちゃんとそこは「地」の性質に合わせて、
・まずコミュニティなどで人間関係を構築し、そこで必要としてもらえる人になる
・商品を自分でパッケージングするのではなく、「御用聞き」として目の前の人に合わせたサービスを作る
・数ヶ月や数年単位の長い目で見てビジネスを育てていく
といった方向性にすることで、「地」が強くてもビジネスを作っていくことは可能なんじゃないかと思っていたんです。
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で、その考え方は、大きくハズレではありませんでした。
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確かに、「風」真っ盛りのビジネスフィールドで疲弊してきた「地」人間たちのうち、
少なくとも一部はそうした方向転換によって成果・結果を出しやすくなった側面はあったと思います。
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成功確率は上がったし、心理的負担も少なくなったし、
そういう意味では方向性としては間違っちゃいないんでしょうけど・・・・
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しかし、そういうことをやってきたからこそ、よくよく考えるとまだまだ抜本的な解決になっていないのを感じるんです。
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ただただ、「風」のやり方よりはよっぽどマシになっただけで、
だからといって「この方法なら『地』属性でもビジネスが上手くいく!」と結論付けられるものではないなと。
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やっぱり、人間関係をしっかり構築しようが時間をたっぷりかけようが、自分で自分の商品を1から作り、それを相手にセールスして、買ってもらって売上げにする・・・・
という、「1から自分でビジネスをする」というプロセス自体が、もはや「地」の強い人には合ってないんだなと。
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「絶対無理!!」とまでは言いませんけど、とはいえ、「こうすればあなたにもきっとできる!!」とも言えなかったんです。
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少なくとも、自分で商品を作って自分で売るという、「自分ビジネス」ということにおいては。
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それでも、「地」が強い人だってビジネスはしたいことがあるじゃないですか。
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つまり、パート・アルバイトとは別口で副業みたいなことをして、お金を稼ぎたいということが。
収入を、今より少し増やしたいということが。
以前、「『水×地』がビジネスやりたいって言ったら大体ウソ」と言ったことがありますが、
あれはもうちょっと掘り下げると、特に「水」が強い場合に起きやすいことです。
「地」の方がずっと強かった場合、家計のことや人生設計のことを考えた結果として、
自分がビジネスをやって収入を増やすことが“必要”という結論になることもあります。
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まぁ、そう考える「地」人間の多くはここでパート・アルバイトという道を選ぶんですが・・・・
パート・アルバイトだって、それはそれで問題やハードルがあります。
特に、人間関係の課題が多いようです。
職場の人間関係が上手くいかないから、働きに出るのはつらいみたいなパターン。
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となると、どこかで雇われるよりも、何かビジネスをして収入を得る方がいいんじゃないかって考えるのは、当然のこと。
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で、ビジネスをするって思った時に、まぁ昨今「自分ビジネス」みたいなの流行りましたからね。
ちょっと前に流行った「1億総フリーランス」みたいな話を含めて、雇われるんじゃなくフリーランスや自営業としてビジネスを自分でやっていくというのが、選択肢として上がりやすくなったわけです。
ではそんな中で、「地」が強い人が・・・・
先述のように「自分ビジネス」をするのが難しいって話を踏まえた上で、それでもできるフリーランスビジネスって何なのか。
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それを考えた時に出てきたのが、「物販ビジネス」だったんですよね。
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「物販ビジネス」って、あれです。
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コンサルとかコーチングとかみたいな無形商品じゃなくて、実体のある「物品」を販売するんです。
自分で商品を作るところから手掛ける場合もありますし、商品はどこかから仕入れてそれを売る場合もあります。
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ただ、前者(商品を自分で作る)になると、これ結局「自分ビジネス」ですから・・・・
ここで重要になるのは、後者(仕入れて売る)のスタイルです。
そう、「物販ビジネス」の素晴らしいところのひとつは、
「商品を自分で作る必要が無い」という点です。
当たり前に感じるかもしれませんけど、この当たり前が結構大切なんですよ。
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街中のお店とか見てもらえると分かりやすいですが、
例えばスーパーやコンビニに置いてある商品って、その大半が別に製造者がいるものじゃないですか。
最近はオリジナルブランドみたいなのも増えてきましたけど、
それでも圧倒的大多数が、どこか製造元から仕入れて、そして店頭に並べて売ってるわけですよね。
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そういうリアル店舗ももちろんそうですが、これはネット販売においても同じことです。
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まぁネット販売になると、製造元が直接「通販サイト」を運営している場合もありますが・・・・
皆様おそらく絶対ご存知であろう「Amazon」なんかは、置いてある商品の大多数が「Amazon製」ではないでしょ。
製造元が他にあって、その人らが「Amazon」という場所に置いてあるわけです。
そういうどでかいマーケットもさることながら、ネット販売だと、最近じゃもうお馴染みになってる「メルカリ」なんかは、個人でもできる「物販ビジネス」の最たるものです。
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まぁイメージ的には、「メルカリ」は「仕入れて売る」っていうよりは、
自分で使うために買ったものが不要になった時に、捨てるくらいだったらリサイクルに出したいし、
でもリアル店舗に持ち込むのは面倒くさいからネットに出したら買い手がつくんじゃないか・・・・
というレベルの感覚かもしれません。
けれども、そうやって不用品を販売するだけでも、それは小さくても立派な「物販ビジネス」ではありますし、
別にそういう使い方をしている人が結果的に多いというだけで、
そもそもの「仕入れて売る」という王道のやり方をしている人も実際にいます。
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これなんです。
「仕入れて売る」っていう、
シンプルに言えばただそれだけの「物販ビジネス」こそが、
「地」属性の人がパート・アルバイト以外に
フリーランス・自営業的なスタンスで収入を増やしていくのに、
実はかなり適した道なんじゃなかろうか
いわゆる「自分ビジネス」の場合、「自分が商品」ってよく言われるじゃないですか。
だから、着飾ってプロカメラマンに撮ってもらった写真をプロフィールに使うとか、
日々の発信で自分やコンテンツのことをアピールするとか、
そういうことを「風」スタイルのビジネススクールでは言ってきます。
繰り返しになりますが、そもそも「地」人間は不特定多数に向けて自分や自分のコンテンツを発信するのが苦手なんです。
ところが、「物販ビジネス」はこの部分を見事にカバーしてくれます。
だってそうでしょう。
「メルカリ」なんかは最たる例ですけど、顔出ししなくてもいいんですよ。
しかも、カメラマンに撮ってもらった写真なんかなくても、「物販ビジネス」を通じてネットに広がる世界とつながれるんです。
その上、「仕入れて売る」っていう仕組みだから自分を商品にしなくていいですし。
もちろん、ビジネスなんか何だってそうですけど、ハードルが何も無いわけじゃありません。
大変なことや難しいこと、面倒くさいことは、「物販ビジネス」にだって色々存在はしているようです。
ただ、梱包作業とか発送作業とか細かいことは、「地」属性の方は好きだったり得意だったりするでしょう?
しかも、本当に面倒くさくても、それが得意な友人に外注するものありなんです。
すき間時間でもできそうですしね。
どこの誰かもわからない相手への外注でなく、見知った友人に外注できちゃう点も
「地」人間には大きなメリットだと思うんです。
あ、そうそう、ビジネスを学ばせるために、子どもに手伝ってもらうっていうのもいいですよね。
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自分で自分の「好きなこと」をゴリゴリ掘り下げて、それをマネタイズする必要はありません。
(仕入れる商品を探すのに、「好み」は自覚しておいた方がいいでしょうけど)
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リアル店舗ならいざ知らず、ネット通販なら、お客さんにセールスをかける必要もありません。
(お客さんが買いたくなるような商品説明の文章や魅力的な写真みたいなのはあった方がいいでしょうけど)
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基本的には「相場」みたいなのがあるので、値付けで悩みすぎる必要もありません。
「地」として、その裏方の意識を発揮して、
ちゃんとした導線設計をするだとか、
お客さんが求める商品をある程度しっかりリサーチするだとか、
「60点のスキルでいいからアレコレ細々したことをこなしていく」ということができれば、
十分に成果が出せることです。
一つ一つのタスクは決して難しいものではありません。
そして、「地」属性の人にとっては、そのタスクを一つ一つ終わらせていくこと自体が癒しにもなるようですし。
つまり、まとめると、こういうことです。
・顔出ししなくてもいい
・自分を商品にしなくてもいい
・外注先は知り合いや家族でもOK
・目に見えるタスクが一つ一つ終わっていく心地よさがある
・子どものビジネス教材にもなる
・しかも、ちゃんと利益が出る
まぁもちろん、月商ウン百万とかみたいな大金を稼ごうと思ったら、そんな簡単にはいかないでしょうけど・・・・
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でも、そもそも「地」が強い人がそんな大金を欲しがることも、あんまりないじゃないですか。
基本的には、数万円から十数万円が稼げれば「地」の副収入としては十分だし、
ちょっと欲を出しても、ニ十~三十万円くらい稼げればそれでいいでしょう。
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でも、月に数万円稼ぐだけだとしたって、「自分ビジネス」では精神的ストレスが結構しんどいものなわけで、
だったら「物販ビジネス」の方が遥かにマシなんじゃないでしょうか。
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自分の幸せよりも周りの調和を優先できちゃう、前に出るよりも縁の下の力持ちをやってる方が性に合っちゃう、
そんな「地」側の人だからこそ、うってつけのビジネススタイルなんじゃないかなと。
今まで散々、「地」の強い人たちが苦悩しながら頑張る様を見てきたからこそ、
今度こそこの道がそういう人たちの救いになればと思います。
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