「火」人間は、自分の世界観がとても特殊で理解されがたいものだという自覚はあります。
だから、「理解してくれ」とはあんまり言わないんです。
ただ、「理解できないなら踏み込んでこないでくれ」とは、結構強く願っています。
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「火」人間は共感より適度な距離感を求めている
なので、自分の言ってることを理解はしてくれなくても、適度な距離感を保ってくれる人のことは、そんなに嫌いじゃないし、そこそこ良好な関係が築けます。
誰も理解してくれないことをたま~に寂しく感じる時はあるけれども、別にそれでいいやと思っていることが多いから、あんまり他人に対して、「理解してほしい」を求めることは、そんなにないんですよね。
ただ、ちょっと困るのは、「話せば分かる!」と、『絶対に理解できる前提』で踏み込んでくる人たち。
その大半が「水」人間なわけですが・・・・
「水」の人たちの言う「理解」と、「火」の人が言う「理解」は、同じ言葉でも全然概念が違います。
「水」の人たちが考えている「理解」とは、「火」側からしたら、正確には「共感」や「同調」です。
「そうだよね~~」「分かる~~~」
と、気持ちを汲み取ることが、「水」の人たちの「理解」。
しかしながら、それを「火」の側の人たちは、あんまり望んでいないわけです。
多くの場合、「火」人間は、気持ちなんてどうでもいいのです。
強いて言えば、「誰にも侵害されない自分の領域が確保されている時」に感じる安心感みたいなものが、唯一、大切にしたい気持ち。
なので、「話してくれよ!話し合えば理解(共感)できる!」みたいなスタンスで来られると、むしろ「自分の気持ちを侵害されている」と感じてしまいます。
火人間のいう「理解」と水人間のいう「理解」はちがう
「火」側が、「理解」という言葉に対して求めるものは、本当の本当に文字通り、「理を解する」ということです。
同じ知的レベル、知識・情報をベースに、自分の言っていることを「思考」で捉えて、そこに対等な意見を述べてくれること。
それができる人に、「この人は理解してくれている」という認識をします。
だから、例えばですが・・・・
じゃあ、これで比べよう。
「火」の人の「ミスチル大好き!」と、
「水」の人の「ミスチル大好き!」。
これ、実は全然違うものです。
「水」の人は、他の誰かが「ミスチル大好き!」と言った時、自分も、「自分の知っているミスチルの曲の中で好きなものがあれば」それだけで、自分も「ミスチル好き!」って言います(笑)
ミスチルの曲で、知っている曲がほんの数曲しか無かったとしても、その曲だけでも好きであれば、「ミスチル好き」と言えちゃうのです。
で、「ミスチル良いよねー!」ってお互いに言い合えることを、「お互いに理解できている」という状況だと見なします。
一方、「火」人間の場合は・・・・
自分がミスチルの曲を全曲知っているなら、相手も全部の曲を知っているのでなければ、自分の「好き」と相手の「好き」は、別物だと見なします。
全曲を知った上で言う「好き」と、たった数曲聞いたことがあるだけで言う「好き」は、全然違うものなのです。
イメージ的に、次のようなやりとりがされます。
水「私、『終わりなき旅』が好きなんです!」
火「そうなんだ。あの曲もすごくいいよね。そのB面の『Prism』も僕はすごく好きなんだけど、どう思う?」
水「え、その曲知りません!」
火「あぁ、そうなんだ・・・・」
水「でも『名もなき詩』も好きです!」
火「あぁ、『名もなき詩』が収録されてるアルバム『深海』は名盤だよね」
水「アルバムは聴いたことはないですけど、『名もなき詩』は超好きでよくカラオケで歌います!」
火「あ~・・・・(この子、自分とは話が合わないな・・・・会話を切り上げよう)」
水「あなたもミスチル好きなんですね!ミスチルの話しましょうよー!!」
火「(うぜぇ・・・・)」
水「あの、妻夫木くんのドラマの主題歌になってた曲!なんて曲か分かんないですけど、あれも良いですよね!」
火「あぁ、『Sign』だね(好きならなんで曲名も知らないんだよ・・・・)
ドラマと言えば、ドラマ『アンティーク』はミスチルの曲が沢山使われていたよね(これだったら話通じるか?)」
水「そのドラマ観てないですー!あなたはどの曲が好きなんですか?」
火「(どうせ知らないだろうけど・・・・)『旅人』かな」
水「知らないです!いつの曲ですか?」
火「『マシンガンをぶっ放せ』のカップリングだよ」
水「その曲も知らないです。良い曲なんですか!?」
火「(あああああああああもう説明すんのもめんどくせえええええええええ!!!!)」
みたいな感じになります。
「火」人間は、自分がミスチルの曲を全部聴いているのであれば、ミスチルの話は、同じように全曲聴いている人と、したいのです。
誰でもいいわけじゃないのです。
ただ、勿論ここで「水」の人に対して、
「あなたも全曲聴いてほしい」
と求めることは、ありません。
相手の言う「好き」は、それはそれで尊重するつもりはあるのです。
別に、数曲しか知らなくても、ミスチル好きなら、それはそれでいいと思っています。
「それでも自分とミスチルの話をしたいのなら、全曲聴いてから話しかけてほしい」
という想いは持っています。
それだけのことなのです。
共感したい「水」人間に踏み込まれたくない「火」
上の例でもあるように、数曲しか聴いたことない人とは、全然話が合わないのですから・・・・
自分がしたい曲の話は、この人とはできないのだから、じゃあ無理してする必要はないな、って思うわけです。
けれど、時々ここで、「水」の人が勘違いすることがあります。
「水」は、感情を共有してナンボなスタンスでいるので、
「ミスチル好き同士は仲良くなれて当然」
とすら思って、接してきます。
「同じミスチル好き同士、仲良くしましょうよ!」みたいな。
「水」の人が望む会話は、
「ミスチルいいよねー!」「うん私も好きー!」「いいよねー!」
っていう、その場での感情の応酬なので・・・・
それをしてくれない「火」の人を、悪者扱いすることすらあるのです。
「あいつは、全曲聴いている人しかミスチル好きと認めてくれない。何をお高くとまっているんだ」
というかのような・・・・
「水」は、それくらい、感情の応酬に付き合ってもらえないと、不満を感じるわけです。
がしかし、一方で、「火」は、感情の応酬に付き合う方が自分にとってつらくて不満に思ってしまうわけなのです。
だから、「付き合ってほしいなら、自分と同じレベルに合わせてほしい」と言います。
それは、「そもそもこっちは付き合いたいと思っていないから、合わせてくれなくても全然かまわない」ということを基本にしているのに、です。
暗に、「自分とは話が合わないと思うから、あなたはあなたと話が合う人と話せばいいのに」って言いたいわけです。
それでも、相手がこっちと話したいと言ってきたら、相手に合わせると自分がつらくなるので、「話したいならこっちに合わせてほしい」と要求するのですが・・・・
「水」からしたら、「なんでそんなことしなくちゃいけないんだ!」になるわけで・・・・
ここが、ただただ、平行線。
「火」のミスチル好きは、なにも決して、「全員が全曲聴くべき」だなんて、そんな自分の価値観を相手に押し付けようとは思っていません。
「火」人間はそもそも内向性が高いので、相手に押し付けるという発想が、まず無いのです。
みんな、自分の好きなレベルで好きにしたらいいと、いつだって思っています。
でも、「交流が好き」な人たちは、こっちに入ってこようとするわけですよ。
だから、「入ってくるならこっちの基準に合わせてほしい」という気持ちから、
「理解してくれなくていいけど、理解しないなら踏み込んでこないでほしい」
っていうところに繋がってくるわけなのです。
「火」人間が他人と適度な距離感を保ちたい理由
ここを慮ることをせず、ズカズカ踏み込んでくる人を、「火」人間はどうしても、自分を守るために攻撃せざるを得ません。
しかし、踏み込んでさえこないでいてくれれば、適度な距離感を保ってくれれば、相手がどんな価値観を持っていようと、別にそれはそれでその人の勝手だからいいよね、というふうに思えるものなのです。
これは、僕自身が「火」だから言うことでもありますが・・・・
「火」人間は、滅多に、自分から相手を否定することは、ありません。
「火」人間に否定された、傷つけられた、とあなたが感じる時は・・・・
自覚が無いだけで、あなたが「火」人間の、踏み込まれたくない領域を侵している可能性があります。
あなたも、相手も、どっちも悪くない。
「火」人間が攻撃性を向けてきたら、それは「防衛行動」です。
あなたに理解できてもできなくても、悪気が無くても、むしろ善意だったとしても、その「火」人間が感じているのは、「自分の領域に踏み込まれている怒り」です。
そっとしておいて、ください。
「火」人間を大切にするには「踏み込まない」こと
「火」人間は、他の属性の方々が思う以上に、自分の異常さをそこそこ自覚しています。
他の、コミュニケーションが普通に取れる人たちに、「普通」を押し付けられない限りは、基本的に、「火」だってみんなとちゃんと表面上は仲良くやりたいと思っているはずなのです。
「火」人間は、適度な距離感を持ってくれるだけで、押し付けないでいてくれるだけで、ちゃんとその人を、信頼します。
他の属性の人にはなかなかわかりづらい、この、「火」の感覚。
分からなくてもいい、理解してくれとは言いません。
だからせめて、「踏み込んでこない」ということだけ。
「距離を詰めようとしない」ということだけ、してください。
という、話でした。
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