今日は「道中（プロセス）を楽しむ力」についてのお話。
主に「火」「水」の「自分軸」が強い人が
「こうした方が上手くいくから」と変に狙ってテクニックに頼っても、
結局上手くいかないし上手くいったところでストレス溜まるだけ。
“本当に”自分が好きで、やりたくて、できることだけやって
納得いく結果を出さなきゃ意味ないじゃん。
「それができたら苦労しないんだよ！！」という声が聞こえてきそうだし、
まぁ、確かに僕もそう思うんだけれども。
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それでも、真理は真理じゃん。
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「Ａルートを登りたい」って思ってるのにさ、
「Ａルートは工事中で通れません」ってなったからって、
「じゃあＢルートで行けばいいか」とはならないでしょ。
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「どんなルートを通っても目的地に辿り着けばいい」っていう、
最初から目的ありきだったら別にルートを変えたって構わないだろうけど････
例えば「Ａルートでしか見られない景色を見たかった」みたいなのがあったとしたら、
Ｂルートを通って目的地に辿り着いたとて、満足しないじゃないですか。
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Ａルートを通りたい。
でもＡルートを通れない。
だからＢルートでいく。
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それじゃ結局願いは果たされないですよね？
ってなるのは当然じゃないですか。
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「Ａルートは通れないんだから仕方ないだろ！Ｂルートでいくしかないじゃんか！」
みたいに怒られても、いやいやお前さん、目的地に辿り着くことじゃなく、Ａルートを通ることが目的だったはずだろう、って。
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なんか、ビジネスにしても、結婚にしても、何にしても、そういう認識違いを多くの人が起こしているように見えます。
（僕も含めて、なんですけど）
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多くの人が、例えばビジネスで言えば、
「〇〇万円稼ぐ」とかみたいなそういうゴールを設定して、
そこに向かって進むんですよね。
いや、それはそれで大切なことなので、一概に間違っているとは言えないんですけど････
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ただ、誰も彼も結局は盲目的に、「目的地に辿り着くためのルート検索」ばっかりを繰り返している。
ノウハウやら何やらを沢山学ぶこと、その多くはそういうことでしょう。
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「風」が強ければさ、「目的志向」だからそれでいいんですよ。
「どんなルートを通ってでも、ゴールに辿り着けばいい」という発想になりやすい人にとっては、それで何も問題ないんです。
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でも、おそらくですが結構多くの人が、
自分で自覚するよりもよっぽど「ゴールに着くよりも大切なことがある」っていう人だと思うんです。
本当の本当は、
「“このルートを通って”ゴールに辿り着きたい」
という願いを持っている人なんじゃないかなと。
ゴールに辿り着くこと自体がどうでもいいわけじゃないんですよ。
でも、ゴールに辿り着ければ何でもいいわけでもないでしょうに。
ワガママと言われてしまったらそれまでですけど････
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「ゴールには辿り着きたい！でもそっちのルートは嫌だ！こっちのルートじゃなきゃ意味ない！」
って、ダダをこねたい人が本当は沢山いるでしょうよ。「火」とか「水」とか強いと特に。
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だったらもう、そうするしかないじゃん。
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多くのコンサルや講師は結局、
「ゴールに辿り着くお手伝い」をしてくれちゃいます。
それは間違いでもないし、むしろ正しい方です。
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だって、受ける側も勘違いしてますからね。
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「私はゴールに辿り着きたい！」って、思い込んでるわけですよ。
本当は、そこに行くまでのルートの方をこだわりたいのにもかかわらず。
自分で自分の願いが分かっていないから。
だから、表面上の不満は「ゴールに辿り着けないこと」に表れてくるので、
サポートする側も、それを解消するためのアドバイスをいっぱいくれちゃうわけなんです。
（まぁ時々、「ゴールに辿り着くことこそ至高」と勘違いしきっているコンサルさんもいますけど）
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なので最初から、ここのところをちゃんと自分で見極めておかなきゃいけないと思うのです。
自分が、ゴールに辿り着きたい人なのか、
ルートにこだわりたい人なのかを。
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そして、大体の場合、「火」「水」の「自分軸」が強い人は、最終的に後者に落ち着くことが多いんだよなぁ････
っていうのが、僕の見解です。
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僕も含めて。
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なので、そこにもっと正直にならなきゃ。
現代人に圧倒的に足りないのって、
「道中（プロセス）を楽しむ力」なんじゃないか････！？
結果の良し悪しばかりに意識がいって、アレは駄目コレは良くないとジャッジしてばかり。
いかにゴールに到達するかや、ゴールまで楽に歩く方法ばかり探して、楽しむ方法には無頓着････！！
で、多分だけど、なんでそうなるかって、
「（昔と比べて）死が遠のいたから」っていうの、でかいと思うんですよね。
僕も含めてみんな、「どうせいつか死ぬ」ということを忘れている。
医療とかまさに分かりやすいと思うんですけど、
怪我や病気を治すことは無駄ではないとはいえ、
「今治したとしてもどうせいつか死ぬ」という大原則を忘れている。
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極端に言えば、「今日死ぬか明日死ぬか」の違いでしかない。
そこで、今日ではなく明日まで延命することの意味は、
「今日を生き延びることで得られる歓びがある」と知っている時にしか発生しないじゃないですか。
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でも、おそらく現代人の多くは
「明日まで生きて何があるかは分からないけどとにかく今日は死にたくない」
という発想で生きている感じ。
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で、明日まで延命したんだけど結局何もないから、
うだうだ後悔しながら半強制的に幕を閉じざるを得ない････
みたいな。
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ここだな････根深い問題。
ゴールに辿り着きたいっていう勘違いも、ビジネスがどうだこうだとか、恋愛がどうだこうだとかも、
そういうの無意味とまでは言わないけど、それらのもっと根本にある課題はこっちだな････
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後は全部、枝葉の話だ。
「道中の楽しみ方」が分かったら、ビジネスも恋愛も他の何かも全部、問題は消えるわ。
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だって、「上手くいったら嬉しいけど上手くいかなくても大丈夫」になるから。
ビジネスをするのは何のため？→それをやった方が人生が楽しいから！になるじゃん。
そしたら、学びにもより積極的になれるし、才能発揮しやすいし、結果的に上手くいきやすくなるじゃんね。
月商１００万円！みたいな目標を立てるのも大事。
そんなゴール設定も大切。
ゴールに辿り着けなくていいとは思っていない。
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けれども、ゴールに辿り着ければいいとも思っていない。
ルートを外れるくらいだったら、意味が無いとすら思っている。
ワガママの自覚はある。
自分が通りたいルートが、それは無理だって思われるものであっても。
でも、別ルートを通る提案をされるくらいだったら、このルートで無茶をする提案をされた方が嬉しい。
麓からヘリで頂上までひとっ飛びじゃ味気ない。
こっちは道中で見える景色までひっくるめて楽しみたいんだ。
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僕は、僕自身のためにも、そういうワガママな人の味方でありたいと思うのです。
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