タイプ別「コミュニティの上手な活用方法」

昨今、オンラインサロンをはじめとして、様々なコミュニティがあちこちに沢山立ち上がっております。

一昔前よりもよっぽど、「コミュニティ」の存在意義が取り沙汰されるようになってきて、今や、どこにも属していない人の方が少ないんじゃないかと思います。

会社・学校や地域の集まりとかも含めたらね。

まぁそれこそコミュニティにも色々な形態や内容のものがありますから、一概に括れるものではないのですが・・・・

しかし、例えばそれこそオンラインサロンであるとか、自分の意志で、日常+αのコミュニティを選んで参加していくのだったら、タイプ別にこういうことを意識しておくと、より活用しやすいだろうなぁという話をまとめました。

裏を返せば、こういうことができるコミュニティを探していくということもポイントになります。

「水風」:ワクワクを爆発させる場

「こんな面白いことがあったよ!」

「これからこんなワクワクすることをやるよ!」

「一緒に面白いことしよー!!」

そうやって、ワクワクをお裾分けしたり、人を巻き込んでいくための場所として活用するのが最高です。

コミュニティ選びの基準は、そこにワクワクがあるか。面白いことがあるか。

自分から発信することももちろんですし、他の人が面白いことをしてたら、「何それ面白そう!入ーれーてー!」って手を挙げていきましょう。

ちなみに、ひとつのコミュニティにあんまり長期間所属する前提じゃない方がいいよ!

どんどん、あっちこっち渡り歩いていくのでOK。

ただ、それを最高の形で実現するためにも、1回入ったコミュニティで、積極的にワクワクのエネルギーをほとばしらせていくことをオススメします。

「風水」:自己宣誓の場

「こういうことを頑張ろうと思います!」

「目標はいついつまでにこれをすることです!!」

「皆さん、応援してください!!」

挑戦する姿を見せよう、それを応援してもらおう。

もちろん、経過報告も忘れずに。

誰かや何かに貢献しようと、変に意識しすぎる必要はありません。

風水」の人は、自分が頑張って自己実現を果たし、その背中を見せることが最高の貢献です。

自分が主催するコミュニティは当然のこと、他の人のコミュニティに所属したとしても、そのコミュニティメンバーたちをみんな自分のファンにするつもりで、振る舞っていってください。

コミュニティのみんなに、夢を見せる。

そのための、コミュニティという「舞台」です。

「火風」:市場調査の場

「こういうことをやろうと思うんですがどう思います?」

自分の考え方や、売り出したいコンテンツと、世界とのズレを埋めていくためのリサーチ。

みんなの反応を見て、「これは違うのかな」「じゃあこうかな」と試行錯誤する材料にしてください。

コミュニティの多くは、人間関係の構築であったりコミュニケーションそのものに重要性が置かれていることがあります。

それはそれで大切なので、無視するわけにはいきませんが・・・・「」としては、それだけでは不十分でしょう。

何のために他者と良好な関係を築くかって、それが「テストマーケティング」に繋がってこそ、です。

人間関係がちゃんと築かれたコミュニティで、自分の考えやコンテンツを披露した時、返ってくる反応を見ながら、よりブラッシュアップしていくのです。

その意識でコミュニティの繋がりを活用しましょう。

関係性を、信頼を築いて、それを自己実現に繋げていってください。

「風火」:スピーチ訓練の場

意義のあること、意味のあることを発信するのが、このタイプの人にとっての大切なアクション。

目的性の分からない雑談って、つまらなくなっちゃうでしょ。

ですからコミュニティにおいても、ちゃんと自己主張や問題提起をしっかりするべきなのです。

それが、赦されるコミュニティを選ぶことがまず重要。

そして、何か社会や世間の物事に対して、「こういうことが問題だと思う、だからこうするべきだ」という自己主張も、そもそもそれが届くかどうかは「伝え方」に左右されます。

ですから、コミュニティメンバーの心を、まず動かす練習をするイメージでいましょう

自分自身と、自分の論を磨くための修業場。

それがこのタイプの人にとってのコミュニティです。

「水地」:感情表現と共感の場

コミュニティという場が最も大切になるのは、きっとこのタイプの人だと思います。

友達を作る場所であり、自分の感情を表現する場所であり、特別な非日常ではなく日常的に関われる場所。

オンライン・オフラインを問わず、規模を問わず、自分にとって「良いコミュニティに属すること」が、「」の日常的な楽しさや自己肯定感に直結します。

他のメンバーとの交流の中で、自分がどんな体験をして、それでどう心が動いたのか、それを言語化して伝える練習をしていきましょう。

一番良くないのは、感情を自分の中に押し込めてしまうこと。

言葉としてうまくまとまらなくてもいいから、でも、言葉にして伝えていってみよう。

そして、他人の感情表現に対しても、「私もそう!」って共感できたなら、それをフィードバックしてあげよう。

そうやってお互いに感情のシェアができると、友達関係は築きやすくなりますよね。

それができたら、それがすべて。

人間関係が良好なら、きっと何をしていても結構楽しいものです。

「地水」:「受け入れる」を伝える場

このタイプの人の最終ゴールは、すべてを受け入れて赦す器を持つこと。

でもここで大切なのが、「受け入れる」って自分の認識の中だけでできていればいいっていうわけじゃなく、相手にも「受け入れてもらえている」って思ってもらえて、初めて成立するもの。

人の自己開示や発言を聞いて、それをただ自分の中で咀嚼するだけじゃなく、

「私は受け取ったよ」

「大丈夫だよ」

「頑張ったね」

って、言葉を返してあげて、あなたが受け入れているということを、相手に伝えてあげよう

その練習をするのが、コミュニティという場だと思います。

コミュニティには、色々な人が集まってきます。

別に、その全ての人と仲良くしなければいけないわけじゃないけれども、「こういう人もいるんだな」「こういう考え方もあるんだな」って思えること、それが受け入れるということです。

「火地」:情報収集の場

内向性がトップクラスに強いこの属性の人は、積極的に発言することは難しいかもしれません。

だったら、無理しなくてもそれでいいのです。

せっかくのコミュニティ、確かに自分から発信しようとかしないと、なかなか機会を活かすことも難しい部分はありますが・・・・

しかし、「人間関係」は、いったん二の次に置いておいてもいいですよ。

まずは、一方的でいいので、情報収集をすること。

コミュニティ内において、誰がどんなことをしていて、どんな性格で、どんな課題があるのか、しっかり見ていってください。

そして、自分が持っているコンテンツやスキルと照らし合わせ、いつどんな役に立てるか、しっかり考えてみるのです。

気が向いたらそれを誰かに直接フィードバックしてみたり、自ら積極的に発信していってもいいと思います。

ただ、その機会をしっかり伺うことが大切です。

」は、罠を張ってじっと待ち構える戦略が合う属性ですから。

「よし、この状況なら、自分はこういうところで役に立てるな」って思ったら、その状況が訪れるのをゆっくりじっくり、刃を研ぎながら待ちつつ、ちょっと余裕があれば、引き寄せるための施策を打っていきましょう。

「地火」:人間観察と「巻き込まれ力」磨きの場

このタイプの重要なゴールは、「この人の力になりたい」という誰かをしっかり見つけること。

そのために、「」と同じく、まずは他の人たちの言動を観察して、情報や状況を把握していきましょう。

その上で、もう一歩進んで・・・・誰かが何かをやろうとした時に、そこに「乗っかる」ことを意識してみてください。

「誰かこれやろー!」ってアイディアが飛んできた時に、「いいですね、参加します」って返せること。

そのプロセスが、少しずつ自分を磨いていきますから。

最初から何か確固たるコンテンツを持っていなくてもいいんです。

困っているメンバーがいた時に、「何かお手伝いできることありますか?」って気軽に聞けるようであってください。

最初は誰でもできることでサポートしている間に、少しずつ時間をかけて信頼関係が構築されます。

実績もついてきます。

それによって、「あなたにサポートしてもらいたい」と思ってもらえる状況が出来上がります。

そう思ってくれる相手の中で、あなた自身も最も好きになれる相手が、あなたにとっての「大切な人」です。

ビジネスでも恋愛でも、どっちでも同じようなルートですよ。

また、その観点から、「フィードバック上手」を目指すといいですよ。

相手が気付いていない、「盲目の窓」にある事柄を、あなたが気付いたなら優しく伝えてあげてください。

コミュニティを主体的に活用することで自分が磨かれていく

必ずしもこれだけである必要はないけれども、とりあえずこんな感じで、意識してもらえたらいいんじゃないかなーと思います!!

コミュニティって、ただ所属するだけではあんまり意味がなくて・・・・

受け身でいると、制約の部分ばかりを感じてしまったりして、なかなか楽しくないんですよね。

でも、どんな属性の人であれ、主体的にコミュニティを活用していこうと思ったら、自己成長にすごく役立つ仕組みなんです、コミュニティって。

ですので、今回ここに書いたようなポイントを意識して、じゃあどこのコミュニティに属してみようかなって考えつつ・・・・

コミュニティに入ったら、まさにこういったことを意識して行動を起こしていくことで、どんどん自分自身が磨かれていくし、自分らしさを思い出していくし、関係性も豊かになっていくんじゃないかなーと思いますよ。

僕は僕のコミュニティを、まさにこういう場にしていきたいなぁと思っています。

力不足なところもあるけれども。

目指すべきコミュニティの在り方は、それぞれの属性の人が、それぞれの属性の良さを存分に発揮し合って、それで調和する世界ですから。



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