これ言うとヘコんじゃう人がいるんですが笑
個人が自分の才能に目覚めるなんていうのは、結構簡単だと思います。
もちろん、
何もせずに勝手にできるようになるわけじゃないから、
やるべきことをやらなかったらできませんけど。
イメージ的には、「自転車に乗れるようになる」くらいの難易度。
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練習しなきゃ乗れるようにはならないけど、でも練習したら大体みんな普通にできるようになるじゃん、という。
身体に特に問題の無い健常者で、どんだけ練習しても自転車に乗れるようにならない、みたいなことはあんまり無いでしょ。
逆に、どれだけ運動神経が良かったとしても、まったく練習も何もせず、初めて自転車に乗った瞬間からスイスイ漕げた、みたいな人もほぼいないはず。
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それくらいのもんです。
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「才能発揮」「能力開花」みたいなものも、ちゃんと手順を踏めば誰でもできて、結構簡単なもの。
ちなみに、ざっくり言うとやるべきことは、
自己理解を深めた上で「決める」or「委ねる」のどっちかをするだけ。
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自分で自分のことをしっかり理解し（その過程で他者理解も必要だけど基本的には自分に還ってくればいい）、
じゃあ自分はどうやって生きるのかを決めればいいのです。
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自分で決められない場合は、自分の大切な人が自分に対して求めてくれているものに身を委ねればいいのです。
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自分の才能が分からない人、能力を発揮できていない人は、大体みんな、決められていないんです。
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エレコ的に言えば、例えば、
「私には『風』も『水』も『地』も『火』もある。
だから『何をすればいいか』分からない」
みたいなことを言ってる人は、いつまでも能力は開花しません。
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誰しも、すべての属性を持っていることなんて当たり前なんですよ。
どんなにロジカルな人間にだって感情はあるし、どんなにフィーリングタイプって言っても脳みそはあるし。
みたいな。
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その上で、じゃあ、
自分はロジックとフィーリングだったらどっちの方に重きを置いているんだろう？
どっちに重きを置いた人生を歩みたいんだろう？
っていう辺りを、ちゃんと見定められるかどうか、なのです。
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自分で、
「よし、私は頭でしっかり考えて答えを出す方が私らしく在れると思うし、そうやってこれからも歩んでいこう」
と決めたらいい。
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そしたら、頭で考える≒「火」属性の能力がちゃんと開花します。
ただ、「決める」という行為自体が、「風」のエネルギーが少ない人（≒「地」の方が強い人）には難しいことだったりもします。
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ので、自分で選べないならそれはそれでいいのです。
だったら、自分の大切な人に委ねればいい。
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大切な人が自分に対して、「あなたの優しさに救われている」と言ってくれたなら、
あなたは「じゃあ私はこれからも優しい人で在ろう」とすればいい。
そしたら、優しさ≒「地水」的な能力に繋がっていきますから。
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例えば、そういう感じなんです。
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自分の才能、自分の能力を開花させるっていうのは。
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才能を発揮して生きている人は皆すべからく、
自分で「その能力を発揮して生きる」と決めたか、
「周りから求められる能力で応える」と身を委ねたか、
そのどちらかです。
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だから、ここまでは簡単なんです。
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自分個人の問題だから。
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メンタルをどうにかするとか、それだけで済みますから。
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問題は、ここから先なんです。
本当に難しいのは、この先なんです。
（ONE PIECE12巻 ©尾田栄一郎／集英社）ㅤ
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基本的にどんな属性の能力も、「その属性の目的」を達成することが一番になります。
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例えば分かりやすくざっくり言うなら、「火」や「風」の能力は大体、「成功するため」に発揮されます。
一方で、「水」や「地」の能力は、「幸せに生きるため」に発揮されます。
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で、「火」「風」の能力を使って成功することと、「水」「地」の能力を使って幸せに生きることは、
これは簡単なんです。
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が、しかし。
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問題は、「その属性の能力を使って反対の属性の目的に応えること」っていうのが、すごく難しい。
これが、一筋縄ではいかないのです。
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つまり、
「火」「風」の能力を使って幸せに生きたり、他者を幸せにしたりすること。
「水」「地」の能力を使って成功したり、誰かを成功させたりすること。
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ここが････超難関ポイント。
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ここは、自分一人で頑張ればいいわけじゃないですからね。
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もしも自分が一人で生きて一人で死ぬなら････
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あ、社会の仕組み上、物理的に一人で生きることはきわめて難しく、
自覚できるかできないかはともかくとして、大勢の人間と関わり合いながら生きることになるわけですが、
そうではなくてね。
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なんていうか、わりと今の社会はめっちゃ便利なので、
「精神的に独りで生きて独りで死ぬ」は可能なんです。
心が独りぼっちでも、生命を持続していくことはできます。
それでいいなら、自分の能力さえ発揮できていれば十分なんです。ㅤ
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ただ、社会性動物の人間としては、「他者と心で繋がりたい」「孤独でいたくない」みたいなことも思うわけですよ。
そうなった時に必要なのは、「他者を受け容れる」「他者と混ざり合う」という意識。
エレコ的に言えば、「自分とは違う属性エネルギーも統合して生きる」ということです。
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ここが難しいんですよね。
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自分がまず、「火」「風」の能力に目覚め、それを発揮して、成功を収めることはそんなに難しくはないでしょう。
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けれども、じゃあその「火」「風」の能力を使って、周りの人たちを幸せにしようと思った時････
これが、めちゃめちゃ難易度上がります。
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同じように、「水」「地」の能力をしっかり自覚していれば、自分が幸せになることはできます。
目の前の人を、大切な人を、幸せにしてあげることもできます。
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しかし問題は、成功したい人の力になることは難しい、という部分です。
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ちなみに時々、「成功よりも幸せが大切」とか頓珍漢なことを言う人がいますが、
それは「幸せの方が大切に想う属性」の人の感性の押しつけ以外の何物でもないですから。
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成功と幸せは、比較してどっちがいいとか悪いとかって話ではありません。
感性と論理のどっちが大切か、リーダーとサポーターのどっちが重要か、みたいなものです。
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人生で「成功」に重きを置きたい価値観の属性があり、
「幸せ」に重きを置きたい価値観の属性があるというだけ。
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ここは、間違っちゃダメです。
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「幸せかどうか」でしか物事を見られない人は、「成功」を大切にする人たちと共生できませんし、
「成功するかどうか」でしか価値を考えられない人は、「幸せ」を大切にする人たちと共存できません。
ただそれだけのこと。
（Hunter x Hunter 第30巻 ©POT（冨樫義博））
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そして、社会にはどちらの価値観の人もいる以上、
「人が人とともに社会の中で生きる」ためには、
その反対の価値観とどう付き合っていくか、
どう活かし合っていくか
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という視点が不可欠なんです。
で、これが難しいという話なんです。
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「火」「風」が強い人は、ただただその才能を発揮したら、どうしても「成功」の軸に行きやすくなっちゃいますしね。
かといって、無理して「水」「地」の方に意識を割いちゃうのは、それは自分の才能を放棄することにも等しいので、苦しむだけです。
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逆もまた然り。
「水」「地」が強い人は幸せになるのは簡単なはずなんですけど、
「火」「風」を頑張ってしまうとその幸せさえ見失ってしまいます。
だから答えは、
「自分の属性を抑えて他の属性を意識する」ではなくて、
「自分の属性をもっともっとさらに突き抜けて反対の属性になる」
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ということなんです。
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陰極まって陽となり、陽極まって陰となる。
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「火」を突き詰めれば「水」側へ周り、
「水」に振り切った先に「火」があり、
「風」が突き抜けたところに「地」があって、
「地」を真に大切にすればこそ「風」になる。
そういう状態になること、なんですが。
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これが、難しい。一筋縄ではいかない。
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でも、これこそが「人とともに生きる」ということですので、やらないわけにいかないよねと。
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頑張るんなら、ここをこそ頑張って生きたいよねと。
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「火」「風」の力が強いなら････
さっさと能力発揮してある程度の成功なんかしちゃって、次は周りの人たちを幸せにしてあげられる方向に舵を切ろう。
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「水」「地」の力が強いなら････
幸せをしっかり感じて、心を満たして、次は目の前の人を戦いに送り出し、勝たせてあげられるように振る舞おう。
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みたいなところです。
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一緒にいる人たち同士が、各々がどの属性であろうとも、
互いにこの意識を持って付き合えた時、
もうその共同体って最高じゃないですか。
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僕らの、人と関わり合いながら生きる人生って、そうあるべきじゃないですか。
共に生きよう。
（もののけ姫 © 1997 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, ND）
みたいなところでね。
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この難しい課題にこそ、みんなで挑戦していきたいなぁと思うのです。
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と同時に、僕で言えば、僕自身が「火風」だからこそ、
じゃあこの能力を「人を幸せにすることにどう使えるか」を考えていけるようでありたいのです。
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