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今だからこそ言ってるだけ
迷子なやつはずっと迷子。
迷子なのがよくない。
よく混乱を生むのがさ、
若い頃に「風」バリバリ発揮していた人が、
お年を召してから「地」が大切って言い出すんですよ。
もしくは、「火」ゴリゴリで来た人が
落ち着いた頃に「水」が必要だって言い出すんですよ。
そういう人が言ってることは嘘でも何でもなく真実なんだけど、問題は、
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「じゃあ元々『風』が強い人間が、どうせ後から『地』が必要になるからって、
最初から『風』を発揮することなく『地』でいってたらどうなるのか」
っていうところで。ㅤ
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20代30代をバリバリ「風」やってきた人は、
もしかしたらその中で大きなトラブルや人間関係の問題を沢山生み、
つらい思いも体験したかもしれない。
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それが原因で、40代50代で自分を省みて、
「地」が大切だって気付きを得られているかもしれない。
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だけど勘違いしないでほしいのは、その人のその気付きは、
バリバリ「風」をやってきたという体験の上に存在するということ。
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万人の総てのフェーズで「地」が大切なわけではない。
「風」バリバリやりきった今だからこそ、
「地」のありがたみを実感できるようになっている、ということです。
それは自分勝手でしょう
もちろん、悪意が無いのは分かってる。
本人は善意で言ってるのは百も承知。
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若い頃にバリバリ「風」を好き勝手やって
他人に迷惑をかけてきた体験があるからこそ、
その反省から若者に対しても「地」を大切にするように働きかけるのかもしれない。
だがしかし、そういう人の話を読んだり聞いたりしていて僕が思うのは・・・・
そこまでひっくるめて、その人はやはり自分勝手なんだな、っていうこと。
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「おれは『風』をやって周りに迷惑をかけた。
とても申し訳ないと思ってる。
だからお前はおれのようになるな。『地』を大切にしろ」
と、若手や後輩に言う。または本を書いて社会に放つ。
(「風」とか「地」とかって言葉は当然使わないだろうけど、
要するにそういう意味のことを言うってことね)
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するとどうなるかって、若手の「風」人間は、
自分を否定されたような気持ちになるわけ。
あなたは若い頃に好き勝手やったのに、
年を取ってそれを後悔しているからって、
今の若者には好き勝手やることを咎めるんか?
それって不公平じゃんよ!!と感じるわけ。
その年配者は、今振り返って反省しているだけで、
若い頃は「風」を好き勝手に発揮して、
その恩恵も沢山受けたはずなのにね。
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でも、それについては教えない。
別に意地悪をしているわけじゃないと思うので、
聞いたら教えてくれるだろうけれども、
その人たちにとっては、「昔の栄光」よりも「今の後悔」の方が重要事項だから、
その部分にしかフォーカスがいかない。
みたいな感じの発信を、そこかしこでよく見かける。
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「地」のことを書かない人たち
ひたすら毎日読書をしていて、ある傾向性に気付いたんだ。
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例えば「地」っぽいことを発信している人って、
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・根っからの「地」人間でそれを極めている人
か、
・「風」をやりきって結果成果を出してから「地」に転向した人
か、
そのどちらかであることに。
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前者は、いいじゃん。分かりやすいじゃん。
有名なところで言えば、片付けの魔法のこんまりさんなんか、その代表格。
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問題は後者なんですよ。
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「習慣」とか、「家事育児」とか、「整理整頓」「バックオフィス業務」とか、
そういうのを「風」人間が書いている時・・・・
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その著者の経歴を見ると、ほぼほぼ、
「若い頃に実績を積んでる」「結果成果を残してる」みたいな人たちばかり。
もうそこをやりきったから、
今「地」のフェーズにシフトしてんだなって感じの人たちばかり。
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「地」に分類される分野を専門的に研究してる「火」を除き・・・・
「地」のことを語れるレベルにいるのは、そのどちらか。
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「地」人間のくせに「風」を頑張っている人や、
「風」のくせに「風」の結果を何も残してない人は、
「地」の分野のことを書いてないんです。
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まだ目立った結果を出していない「風」人間は、「地」のことを書かない。
そういう「風」人間が書く本は、分かりやすく風風している。
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もしくは、年を取ってもまだまだ現役バリバリみたいな人も「風」の本を書く。ㅤ
大きな誤解
回りくどい話をしてしまったけど、何が言いたいかって・・・・
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「風」人間が「地」のことを書くと、内容は「地」の話なんだけど
本人の中に「風」が根付いているからか、
読者は「風」側の人を想定している感じのものになる。
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すると、「風」読者は、「地」のことが大切なんだという情報を受け取るようになる。
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「こんなすごい成功者の『風』の人が『地』が大切って言ってるんだから、
自分も今から『地』をやっていこう!」
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ってなる。
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違うんです。
「成功した『風』人間には『地』が大切なフェーズが訪れた」のであって、
まだ成功していない「風」人間がそれを封印してまで「地」をやったって、
いいことなんかありゃしないのよ。
ここに大きな誤解が発生することになるんだけど、この問題はなかなか自覚されない。
書く方にも、読む方にも。
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だけど僕は、これは結構由々しき問題なんじゃないかと思ってる。
勉強しなくていいと言ってる人は勉強してきたじゃん
エレコの「風」とか「地」とかって言葉が混乱の元になるようなら、
ちょっと違う切り口の話をしよう。
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親から子への、教育の問題だ。
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例えば、うちの父は東大卒なんだけれども、
本人は東大に行ったこともそれだけ学力があることも
自分の人生にプラスになったと実感してなかったらしく、
僕が子どもの頃は「勉強なんてやっても意味ない」と言ってたんだ。
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父からすると、勉強よりも大切に感じる哲学やら何やらの話があり、
それを僕には語りたがっていけれど、勉強については一切教えてくれなかった。
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一方で母がいわゆる「教育ママ」だったので、
僕は小学校の時から塾に通って、中学受験を経験した。
そもそも、幼稚園の頃から母方の祖母(元小学校の先生)が、
ひらがなカタカナアルファベットに至るまで、勉強を見てくれてた。
時々苦痛に感じる日はあったけど、
僕は勉強が好きだったし、おかげで読書も沢山したし、
今の自分の原点は幼少期の勉強にあると思ってる。
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父は、東大卒であるという肩書で社会的信用を得ていた時期があった。
そりゃそうだ。
特に40年前の社会では今よりもっとそういう学歴がモノを言うところはあったからね。
そして、勉強して学力があったから、
その後の様々な技術や知識を身につけることもできたはず。
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ただ、確かにそういう学力や知識は、
「活かす知恵」があって初めて使えるというのも事実だと思う。
だから父は、知識よりも知恵を僕にはつけさせたがっていたんだけど・・・・
正直、それこそ知恵があっても知識がなかったら
そもそも活かすリソースが無いからそれも意味ないよねと。
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父は、勉強して知識は早くからあったけど、
それを活かす発想や知恵は後から手に入れた。
それで苦労した経験があるから、
「勉強なんかしても意味ない」って話になったと、今なら分かるんだけど。
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でも当時の父の「勉強なんか意味ない」っていうのは、
今振り返っても、ある意味で暴力だったなって思うよ。
だって、母親や祖母は僕に勉強させてんのよ。中学受験させてんのよ。
それなのに、仕事で忙しくしてたまにしか帰ってこない父が、
勉強してる僕を見て「勉強なんて意味ない」って言うのよ。
自分は東大卒のくせに。それによって社会的信用も得てたくせに。
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あ、言葉は悪くなっちゃったたけど、
別にこのことで父とを恨んでたりなんかしてないからね!
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母や祖母から「勉強」を教わり、父からは「考え方」を教わったので、
結果的に大人になってからはその両方がまぁまぁ使えてありがたいことになってる。
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でも、勉強も地位も肩書も、意味なくはなかったと思います。
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東大卒の言う「勉強なんかしても意味ない」は、すごく嫌味にしか聞こえないよねぇ笑
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あなたは、勉強してたじゃん、と。
そして、意味なく感じたのは活かす術を持ってなかったからじゃん、と。
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自分がそうだったからって、子どもから勉強する機会を奪うなよ、と。
「風」をやりきった後に「地」の大切さに目覚めた人が言う、
「『地』って大切だよね」も、それに似た匂いがするんだ。
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めちゃくちゃ貧乏で、でもそこから脱しようと頑張ってもがいている人に、
「大切なのはお金じゃないよ」って大富豪が言ってきたら、殴られてもおかしくないじゃん笑
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そんなこと言うならテメーの金よこせや!!ってなるじゃん。
(まぁあんまり大富豪はそういうこと言わないか笑)
全属性にも当てはまります
分かりやすいのが「風」人間のそういうのだから、それを例に書いたけれども・・・・
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これは、全属性にあること。
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「火」をやりきったから、「水」が大切って言えるんだろ。
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「水」を思いっきり楽しめてるから、「火」にも意識が回せるんだろ。
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「地」が安定してるから、その上で「風」を頑張れるんだろ。
みたいなこと。
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「火」人間が自分の「火」を確立できてないうちから「水」に逃げたって、
リビングデッドになるだけなんですよ。
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日々の「水」が忙しさなどによって枯れてる「水」人間が、
「火」のことできるわけがないじゃん、
どうせ浅すぎるでしょ。
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家庭環境や身近な人間関係が安定しない「地」人間が、
「風」でビジネスやろうとしたって上手くいくわけがないでしょ。
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そういう話。
まず一周やりきってからだな
人生における「自然な属性のシフト」っていうのは発生するんだけど・・・・
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でも、明らかに逆属性にいったよねっていう人は、
元々そっちの属性こそが自分の本質だったパターンでなければ、
「自分の属性をやりきったから逆属性をやるキャパが生まれた」というだけ。
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僕が、コミュニティやったり「水」のことを大切だって発信したりできるのは、
僕には「立地」と「エレコ」という、
まぁまだ小さいながらもちゃんとした「火」の軸があるからですよ。
これらが確立する前の時代は、「水」をやるのが苦痛で苦痛で仕方なかった。
なので、自分のアイデンティティがまだ確立できていないような「火」人間には、
「水」のことなんかやらせない。
先に、小さくてもいいから「火」のことをちゃんとひと段落つけて、
それからでしょって話をする。
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それがスジってもんだから。
美学の話じゃなくて、「理」の話だ。ㅤ
まず、若いうちにやっておくべきこと、
早い段階で先に手を付けておくべきことは、
「自分の属性を極める」ということ。
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「風」を思いっきりやったら、「地」の大切さに気付ける時が来るから。
人生の先輩「風」人間が「地」を大切にしてるからって、
何も「風」のことを成してないうちから「地」に逃げちゃダメ。
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他の属性の方々もだよ。
専門性もない「火」人間が表面的なコミュニケーション取ってる場合じゃない。
パートナーとすら上手くいってない「地」人間がビジネスやってる場合じゃない。
自分の感情と向き合えてない「水」人間が勉強やセミナーに逃げてる場合じゃない。ㅤ
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もし、他の誰かが自分の経験から、「これが大切だよ」って言ってきても。
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その人がそれの大切さに気付けたプロセスと、
あなた自身の人生の歩み方は違うんだから。
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聞く耳を持つな。
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言う側はそんなに精査して言ってないから。
聞く側が、取捨選択をしよう。
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そして、自覚があるなら、言う側も注意しましょう。
僕も、うっかりすると偉そうに言ってしまうので、気を付ける。
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自分の本来の属性を極めること以上に、
最優先されるべき課題なんかない。
総じて、若いうちにやるべきことは「自分の属性を極める」ということ。
どの属性ってことではなく、
40代50代になってからも幸せな人や充実している人は
若い頃に自分の属性を極めてる。失敗も含めてやりきってる。
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すべては、自分本来の属性をまず一周やりきってからだ。
4つの属性であなたの才能を紐解きます!
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